少年犯罪と地下経済
発売日
2004年07月21日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-63644-3

少年犯罪と地下経済
5,000億円のアングラ・マネーの全貌

著者 門倉貴史著 《第一生命経済研究所経済調査部主任エコノミスト》
主な著作 『日本の地下経済』(講談社+α新書)
税込価格 1,430円(本体価格1,300円)
内容 覚醒剤、ブルセラ、援助交際……。少年、少女が関与する犯罪と「地下経済」の実態と構造を明らかにし、問題解決のためのヒントを提示。



 万引き、ひったくり、覚せい剤、シンナー、オヤジ狩り、プチ家出、ブルセラ、援助交際、痴漢被害の偽装……。近年、加害者であれ、被害者であれ、何らかのかたちで少年や少女が関与する犯罪事件が増加しており、年層の規範の乱れは各種の公式統計においても確認されている。

 本書の著者の職業はエコノミストであり、少年犯罪研究の専門家ではないが、長年、経済学的な視点に立って、非合法な活動によって動くお金の流れを専門に研究・分析してきた。われわれが日常行っている合法的な経済活動を「地上経済」「オモテの経済」と呼ぶのに対して、非合法な経済活動は「地下経済」「ウラの経済」と呼ばれる。著者が最近の「地下経済」研究で気づいたのは、アングラ・マネーという切り口からとらえても、少年が関与する非合法なお金の流れのウエイトが、看過できない規模へと膨らんでいることだ。

 その市場規模は、およそ5,000億円。あなたの子供は大丈夫か!?