書籍

- 発売日
- 2004年09月22日
- 判 型
- 四六判上製
- ISBN
- 978-4-569-63939-0
苟(いやしく)も日本人なら知っておくべき教養語
著者 | 林秀彦著 《作家、脚本家》 |
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主な著作 | 『「みだら」の構造』(草思社) |
税込価格 | 1,430円(本体価格1,300円) |
内容 | 「薫陶」「終の栖」「蠢く」「融通無碍」「うまし国」――。日本人なら知っておかなければならない教養語の“味”について論及する。 |
会話ができない人間は、教養のない人間の最もわかりやすい標本である。その会話の内容はともかく、どのような単語が入り、それがどのようなニュアンスで使われているかを聞いていれば、その人の人格、知性、つまり人間としての全体像が手に取るようにわかるものなのである。「もの言えば唇寒し――」は秋の風に限らない。生身の人間像というものは、一旦その人物が口を切った瞬間に顕れる。俗に「お里が知れる」というが、その人の使う言葉こそ「オサト」なのである。
特に日本語は、相槌一つにもお里が顕れる怖い言語である。外国語は何語でも大同小異だが、英語を例にしても、作家には独自の文体や表現の特性はあっても、“味”というものは作りえない。日本語は“知識”ではない。日本語は“意味”でもない。日本語は“味”だ――。
「薫陶」「終の栖」「蠢く」「融通無碍」「うまし国」――。この日本語の“味”がわかりますか?(本文ならびに帯より抜粋)
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