[図解]地図が解き明かす日本史
発売日
2006年05月10日
判 型
B5判並製
ISBN
978-4-569-64979-5

意外な真実!
[図解]地図が解き明かす日本史

著者 武光誠監修 《明治学院大学教授》
主な著作 『日本人なら知っておきたい神道』(河出書房新社)
税込価格 1,047円(本体価格952円)
内容 歴史上の出来事には、実は意外な地理的ウラ事情がある。本書は日本地図を読み解きながら、日本史の著名な数々の事件を解説。



 歴史上の出来事には実は意外な地理的ウラ事情があった。たとえば戦国時代、織田信長が武田家を破った長篠の戦いは、いち早く鉄砲を使った信長の戦法の勝利だと言われている。しかし、いかに鉄砲といえども火薬がなければ無用の長物。その火薬の主原料である硝石は日本で採れないため、当時はインドから輸入していた。そこに目をつけたのが信長。外国貿易の玄関口である堺を支配し、他の武将が硝石を手に入れることを困難にしたのだ。つまり、この合戦は戦う前から既に勝負はついていたのだ。

 他にも、幕末の日本開国とアメリカの捕鯨事情、三国志と邪馬台国とのつながり、広島と長崎に原爆が投下された理由などなど、興味深い話題が満載。

 本書では全体を「街」「道」「山」「海」の4章に分け、それぞれに関わりの深い日本史の著名な事件を地理とからめて面白く解説。教科書で習ったあの事件も、地図から眺めるときっと驚きの一面が見えてくるだろう。