歴史人物スクープ91
発売日
2006年01月05日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-66559-7

歴史人物スクープ91
「えっ、あの人が!」と言いたくなる意外な事実

著者 日本博学倶楽部著
主な著作 「歴史」の意外な結末』、『歴史の「決定的瞬間」』(PHP研究所)
税込価格 607円(本体価格552円)
内容 思わず「えーッ、ほんと?」「うそでしょッ!」と言いたくなる「意外な歴史」を新聞の「スクープ感覚」で紹介する、歴史雑学の決定版。



 東京は上野の山に犬を連れて、堂々たる体躯で、下界を見下ろして立つ西郷隆盛の銅像。この西郷さんの銅像を制作した人物は、西郷さんの肖像画を資料として使い、それに似るように顔の表情などを刻んだのだという。

 ところが、である。じつは、かつてその銅像制作の資料となった肖像画を見た西郷さんの未亡人は、「まったく似ていない」と冷たくいったとか。西郷さんと言えば、頬豊かにして、どんぐり眼に太い眉、というのが一般のイメージだが、それは「似ていない」と未亡人が評価した肖像画のイメージである…。つまり、西郷さんはもっと目元涼しく、鼻筋通った顔だったのかも知れないのだ。

 本書には、こうした歴史のオモシロネタを91項目収録。新聞や週刊誌のスクープ記事調な視点でまとめてみた。漱石の飼っていたネコは本当に名前がなく、「ネコ、ネコ」と呼んでいたとか、教科書には出てこない話題を、歴史雑学として楽しんでいただきたい一冊である。