定年の迎え方
発売日
2008年01月07日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-66960-1

定年の迎え方

著者 江坂彰著 《作家、経営評論家》
主な著作 『冬の火花』『人材殺しの時代』(以上文藝春秋)
税込価格 524円(本体価格476円)
内容 「定年」をどのように考え、どう迎えるか? そのための知恵とテクニックを持っているか否かで、後の人生の実りが大きく違ってくる。



 いまや人生80年の時代になった。ということは、60歳で定年を迎えてから、まだ20年もあるということ。「人生二毛作の時代になった」と著者は言う。では、その二毛作目を実り多きものにするには何が大切なのか。

 定年後の人生を充実して生きるためには、今までとは全く違った視点と、いくつかの知恵とテクニックが必要であるという。本書では、人生の先輩である著者が、自分の経験をもとに示す15のメッセージが載せられている。

 「妻と二人生活が基本スタイル」「定年までに捨てるもの」「モノより思い出」「旅は定年後の必修科目」「最後には貯金通帳をゼロに」「物事を好きか嫌いかで決める」「ゲートボールより若い友人」など、興味ある項目が並んでいる。

 30年以上勤めてきたサラリーマン人生が終わり、全く新しい人生が始まるのだから、やはり心と生活環境の準備がいる。その具体的な準備の方法を記した本書は、読者にきっと多くのヒントをくれることだろう。