書籍

- 発売日
- 2008年04月01日
- 判 型
- 文庫判
- ISBN
- 978-4-569-67004-1
峠越え
著者 | 山本一力著 《作家》 |
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主な著作 | 『あかね空』(文春文庫) |
税込価格 | 796円(本体価格724円) |
内容 | 女衒の新三郎と壷振りおりゅうが人生のやり直しを賭け、乾坤一擲の大勝負に出るが……。男女の機微が胸に迫る著者会心の傑作時代小説。 |
元禄三(一六九〇)年七月、深川冬木町の裏店に住む女衒の新三郎は、仕事の不始末から莫大な借金を背負うことになった。その返済のため、重い足取りで向かった江の島の賭場で、運命的な出逢いを果たす新三郎と壺振りおりゅう。その偶然が、新三郎の人生を大きく変えることになる。
二人で新たに人生をやり直すべく、おりゅうが考え出したのは、江島神社の裸弁天を江戸へ持ってきて公開する「出開帳」だった。成功すれば何千両もの拝観料が手に入り、堅気に戻れるのだが……。次から次へと押し寄せる難問、問われる新三郎の器量とおりゅうの知恵。乾坤一擲の大勝負の首尾やいかに。
おりゅうに美質を磨かれ、度重なる試練にも鍛えられ、一歩一歩登っていく新三郎。手に汗を握るハプニングの連続に一喜一憂しながら、気がつくと二人と一緒に人生の峠越えをしている気分になる。様子のいい登場人物たちの温かい真心と共に、爽やかな余韻が胸に残る傑作時代小説。
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