尼将軍 北条政子
発売日
2008年11月04日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-67144-4

尼将軍 北条政子
日本史初の女性リーダー

著者 童門冬二著 《作家》
主な著作 上杉鷹山の経営学』(PHP研究所)
税込価格 681円(本体価格619円)
内容 日本史上、初の女性リーダーとして政治の頂点に君臨した北条政子。尼将軍・政子の激動の人生を、現代的視点から読み解いた歴史読み物。



 鎌倉幕府を設立した源頼朝の正室・北条政子は、「尼将軍」と称され、日本の歴史上で初めて、権力の中枢にあって自ら組織を統率した女性である。男性優位の武家社会にありながら、政子が「女性トップ」として活躍できた理由とは――。

 平治の乱(1159年)で敗れ、伊豆で流人生活を送っていた頼朝との出会いを機に、陰に陽に幕政に関わっていく政子。富士川の戦い(1180年)に勝利した頼朝が関東支配を掌中に収め、政子は「御台」となった。頼朝の急死後は「尼御台」と呼ばれ、執権となった父時政や弟時房らと共謀し、北条一族による幕府支配を磐石なものとしていく。そして1219年、京都から下向した幼児・三寅(後の四代将軍・藤原頼経)を後見し、晴れて「尼将軍」として鎌倉幕府の頂点に君臨する。

 源平の騒乱、承久の乱を経て、激動の幕府草創期に権力を独占していく政子。その生涯を現代的な視座から追いかけた歴史読み物。

 文庫オリジナル。