古代史 キーパーソンたちの意外な「その後」
発売日
2008年12月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-67161-1

古代史 キーパーソンたちの意外な「その後」

著者 日本博学倶楽部著
主な著作 「科学の謎」未解決ファイル』(PHP研究所)
税込価格 586円(本体価格533円)
内容 聖徳太子、柿本人麻呂や、清少納言から小野小町……。教科書には載らない、彼らの活躍の「その後」を徹底検証。意外な事実が明らかに。



 聖徳太子といえば、憲法十七条を制定し、仏教興隆に尽力した、日本人なら誰もが知っている有名人だ。しかし、彼の政治活動期間は驚くほど短く、その晩年は謎に包まれている。彼は表舞台から身を引いた15年後に亡くなっているのだが、その死も病死説・心中説・暗殺説とさまざまである。また、太子の死後「大化の改新」で活躍した中臣鎌足も、暗殺説がささやかれているのだ。

 日本古代史に登場する人々は、その活躍期間は大きく取り上げられているものの、「その後」が記録に残されていることは少ない。わずかに残された史料から彼らの痕跡を探し出し、想像を働かせるところに古代史のおもしろさがある。

 本書では古代史のキーパーソンたちにスポットをあて、彼らの知られざる「その後」を追ってみた。権力に翻弄された人、自分の信念を貫いた人などの、教科書には載ることのない意外な姿から古代史の魅力を感じれば、もっと歴史が知りたくなることだろう。