書籍
- 発売日
- 2010年10月12日
- 判 型
- 文庫判
- ISBN
- 978-4-569-67547-3
風の陣[風雲篇]
著者 | 高橋克彦著 《作家》 |
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主な著作 | 『風の陣[立志篇]』、『風の陣[大望篇]』、『風の陣[天命篇]』、『風の陣[裂心篇]』(PHP研究所) |
税込価格 | 755円(本体価格686円) |
内容 | 道鏡の栄華にも翳りが生じ、藤原一族が復権を目論み動き始めた。奈良朝の新たな動乱の兆しに蝦夷たちは……。歴史大河ロマン第四弾。 |
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黄金の眠る陸奥が政争の道具として朝廷に搾取されることを避けるため、近衛府員外中将として都に仕える蝦夷・道嶋嶋足と、その嶋足を陰に陽に支える策士・物部天鈴は、朝廷を取り巻く権力抗争に巧みに入り込み、知略を尽くして蝦夷のために戦ってきた。しかし、自らが担ぎ上げた怪僧・弓削道鏡が称徳女帝を誑かし、予想外にも法王として朝廷の頂点を極めることに。
だが、神護景雲四年(七七〇)四月に女帝が篤い病に臥したことで、道鏡の悪運にも翳りが生じ始めた。これを好機と捉えた天鈴は、左大臣・藤原永手、右大臣・吉備真備らを巻き込み、道鏡に反旗を翻そうと画策するのだが…。
一方、陸奥では、専横を極める陸奥守と蝦夷の関係が悪化し、一触即発の状態になっていた。蝦夷を人とも思わない朝廷の扱いに憤る若き伊治鮮麻呂ら蝦夷たち。道鏡の栄華が夢と消え、新たな勢力が台頭する時代の大きなうねりの中で活躍する蝦夷の勇姿を描く歴史ロマン第四弾。
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