[新訳]ローマ帝国衰亡史・下<普及版>
発売日
2008年02月22日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-69825-0

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[新訳]ローマ帝国衰亡史・下<普及版>

著者 エドワード・ギボン著
中倉玄喜編訳
税込価格 1,045円(本体価格950円)
内容 国家の衰亡は必然なのか。文明の没落は避けられないのか。多くの知識人を魅了した歴史的名著から、人間と歴史の法則が見えてくる。



 1776年に発売されるや、たちまち希代の名著としての地位を確立したギボンの『ローマ帝国衰亡史』。「国家の衰亡、文明の衰退は必然なのか」という人類永遠のテーマを考えるうえで、この書の存在を欠かすことはできない。本書ではこの歴史的名著を抄訳し、時代ごとの解説を付している。2000年に単行本として発刊以来、毎年刷りを重ね支持を得た、この翻訳書をルビを増やし解説も加筆修正して、装いも新たに新書<普及版>として刊行。下巻(第VIII章~終章)では、ユリアヌス帝の登場からローマの滅亡までの歴史を眺望する。人間の歴史を淡々と、しかしながら卓越した文章力で描ききる本書は、愛・悲しみ・歓喜・不安・嫉妬・憎悪・恨み・苛立ち……といった人間の感情・情動から、歴史がつくられていくことを伝えることに成功している。そして人間の行動の背後にある「歴史の法則」を読み取るのは、読者諸氏に委ねられている。