[新訳]ローマ帝国衰亡史
発売日
2020年06月04日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-90063-6

[新訳]ローマ帝国衰亡史

著者 エドワード・ギボン著
中倉玄喜編訳
主な著作 〈新訳〉ガリア戦記』(PHP研究所)
税込価格 1,650円(本体価格1,500円)
内容 ローマ帝国1500年の歩みを描いた名著を一冊にまとめたダイジェスト版。希代の歴史家が綴る文明盛衰の物語をわかりやすい新訳で読む。



 近世最大の歴史家と言われるエドワード・ギボンの著書『ローマ帝国衰亡史』。1776年に発売されるや、たちまち希代の名著としての地位を確立し、英国首相ウィンストン・チャーチルやインド首相ジャワハルラル・ネルー、経済学者アダム・スミスなど、多くの知識人を魅了してきた。

 本書は、大著である原著『ローマ帝国衰亡史』の中から各時代の代表的な章を選び、翻訳、再編集して一冊にまとめた抄訳の書である。全体は15の章で構成され、ほとんどの章の終わりに編訳者による「解説」が付いている。

 初代皇帝アウグストゥスの指針、その後の各皇帝による波乱万丈の治世、蛮族の侵略や宗教問題などを通して、歴史の盛衰を眺望できる。

 国家の衰亡、文明の衰退は必然なのかという人類永遠のテーマを考えるうえでの必読書であり、人生の指針ともなり得る一冊である。

 歴史的傑作の新訳ロングセラー、待望の文庫化!