聞き書き・日本海軍史
発売日
2009年07月21日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-70418-0

聞き書き・日本海軍史

著者 戸高一成著 《大和ミュージアム館長》
主な著作 『戦艦大和復元プロジェクト』(角川書店)
税込価格 1,540円(本体価格1,400円)
内容 大和ミュージアム館長が、海軍士官たちから直接聞いた貴重な証言集。あまり語られることのなかった日本海軍の実像が浮かび上がる。



 東京都目黒区の海軍大学校跡の建物を本拠とした、財団法人資料調査会。昭和53(1978)年、海軍文庫を開設したその会には、あたかも旧海軍の佐官クラスの倶楽部のように、日々日本海軍関係者が集まった――。

 現在、呉市海事歴史資料館(大和ミュージアム)の館長を務める著者は、海軍文庫開設当時から司書として運営に携わる。本書は、そこに集った海軍関係者本人から著者が直接聞いた、貴重な証言をまとめたものである。

 当事者として「一人称」で語られる太平洋戦争の体験談は、他の戦記本にはない重み、迫力に満ちている。本書で取り上げられた人物は、士官搭乗員・藤田怡与蔵、通信参謀・関野英夫、第八艦隊参謀長・大西新蔵、艦上攻撃機搭乗員・山下清隆、従軍カメラマン・牧島貞一ほか、実に多彩な人物たち。太平洋戦争の新たな側面が見えてくる!