日本史の影の主役 藤原氏の正体
発売日
2013年12月02日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-76104-6

日本史の影の主役 藤原氏の正体
鎌足から続く1400年の歴史

著者 武光誠著 《文学博士、明治学院大学教授》
主な著作 地図で読む古事記日本書紀』(PHP研究所)
税込価格 681円(本体価格619円)
内容 中臣鎌足、藤原道長から近衛文麿まで、世界に類をみない千年以上続くこの家系は一体、何者なのか? 彼らはいかにして、生き残ったのか?



 「この世をば わが世とぞ思う 望月の――」

 藤原氏は、全盛期を誇った道長を筆頭に“平安時代に君臨した一族”として知られている。しかし、そうした見方は一面に過ぎない。

 大化の改新を演出した中臣鎌足、皇室と摂関家の内紛に乗ずる信西、足利将軍家に嫁いだ日野家の娘たち、最後の元老となった西園寺公望……。しかもその血筋は、伊達家、井伊家など錚々たる大名家も輩出しており、まさに“日本史の影の主役”と称するに相応しい。

 世界史でも、メディチ家やロスチャイルド家など有名な家系はある。しかし、藤原氏の歩みはそれをはるかに凌ぐ。なぜ、古代から近代に至る1400年もの間、藤原氏は生き残ったのか? 史上極めて稀な一族の謎を解き明かす!

 ◎謎の多い藤原氏の起こり ◎外戚氏族を育てた后たち ◎摂政・関白と幼帝 ◎武家政権の成立と藤原氏 ◎戦乱の時代から近代の藤原氏 ◎天皇を支え続けた藤原氏

 文庫書き下ろし