シャレのち曇り
発売日
2016年05月06日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-76575-4

シャレのち曇り

著者 立川談四楼著 《落語家》
主な著作 『談志が死んだ』(新潮文庫)
税込価格 814円(本体価格740円)
内容 立川談志の下に入門して、はや三十年。真打昇進試験を巡るゴタゴタや談志師匠との交流など、芸人の心情を笑いと涙で綴った連作小説。



 立川談志、落語協会脱会! 立川流旗揚げ!?――すべては談四楼から始まった。

 落語家になるため弟子入り志願した若者(のちの談四楼)に、憧れの立川談志が告げたのは「やめとけ」の一言だった。――なんとか入門を許されるも、「俺と仕事とどっちが大事だ!」と無理難題に振り回される談四楼。恋に悩み、売れないことに焦燥し、好敵手と切磋琢磨する中で、ついに真打昇進試験が……。しかしそれは、落語界を震撼させる一大事件の始まりに過ぎなかった。

 破天荒で理不尽。不世出の落語家・立川談志に多くの人が魅せられた理由とは。

 談志に「小説はお前に任せる」と言わしめた著者が、師弟の情を、笑いと涙で描く傑作小説。