倒幕の紋章
発売日
2009年08月18日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-77264-6

倒幕の紋章
闇の異人館

著者 加治将一著 《作家》
主な著作 『幕末 維新の暗号』(祥伝社)
税込価格 1,980円(本体価格1,800円)
内容 日本開国。鎖国から220年、眠りから覚めたサムライが自由を求めて、古き体制に戦いを挑む。幕末を舞台に描く長編歴史ミステリー!



 時は激動の幕末――。支配筋から探索を命じられた消えた三万両を追って、伊達藩亘理の侍、奥平長次郎の戦いが始まった!

 三万両の手掛かりをつかむため、長次郎は同じ亘理の侍、氏家忠助とコンビを組み、ときあたかも開港を迎えた横浜関内に足を踏み入れた。しかし、そこは得体の知れない異人蠢く異空間であった。攘夷派と開明派の対決、朝廷と幕府の驚くべき陰謀、接近する外国工作員……長次郎はあっという間に呑まれ、追い、追われ、斬り、斬られ、自分を見失ってゆく。そして、長次郎は日本を一新しようとする異人の見えざる勢力に組み込まれていくのだった。幕末を舞台に、侍と異人それぞれの思惑がからみ、話はスリリングに進んでいく。

 開明派を陰で支援する異人の秘密結社とは何か? 彼らが使う秘密の握手とは? 紋章は何を意味するのか?

 読む者の心に、いまだかつてない大きな衝撃を与える作家、加治将一の長編歴史ミステリー、第一弾!