秋山好古と秋山真之
発売日
2009年09月07日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-77265-3

日露戦争を勝利に導いた兄弟
秋山好古と秋山真之

著者 楠木誠一郎著 《歴史作家》
主な著作 『日本史・世界史 同時代比較年表』(朝日選書)
税込価格 1,980円(本体価格1,800円)
内容 ロシア騎兵の突撃を阻止した兄・好古、日本海海戦で勝利の秘策を立てた弟・真之、日露戦争で大活躍した秋山兄弟の生涯を描く。



 日露戦争を勝利に導いた兄弟がいた。司馬遼太郎著『坂の上の雲』の主人公となった秋山好古と真之兄弟である。世界最強のロシア騎兵を防ぎ、戦史に名を残す激戦を繰り広げ、「日本騎兵の父」と称えられた兄・秋山好古、日本海海戦で無敵と言われたバルチック艦隊を破る秘策を立て、名将・東郷平八郎から「智謀湧くが如し」と賞賛された弟・秋山真之。

 しかし、これまで『秋山好古』『秋山真之』、それぞれの伝記・評伝はあったが、二人の生涯を同時に、そして詳細に追った本は、あまり書かれていない。本書では、国家存亡の危機を救った好古・真之兄弟、その二人の活躍と人間的魅力をエピソード中心に並列して描ききる。

 正岡子規、東郷平八郎、広瀬武夫、大山巌、児玉源太郎、乃木希典など、明治という激動の時代を生きた魅力ある人物たちが登場。ドラマや小説ではなかなかわからない秋山兄弟の素顔や日露戦争の詳細がよくわかる一冊。