されど、愛しきソニー
発売日
2009年12月16日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-77597-5

されど、愛しきソニー
元役員が本気で書いた「劇的復活のシナリオ」

著者 蓑宮武夫著 《TSUNAMIネットワークパートナーズ取締役会長》
税込価格 1,430円(本体価格1,300円)
内容 ソニーのものづくりの根幹に携わった元役員が、ソニー停滞の原因を明らかにしつつ、再び栄光を取り戻すためのシナリオを示す!



 ソニーならではのヒット商品が生まれなくなったのはなぜか。ソニーは普通の会社になってしまったのか。

 パスポートサイズの8ミリビデオカメラ『ハンディカム』やパソコン『VAIO』などソニーらしい商品の開発・生産に携わり、技術の中枢を担った著者が、ソニー凋落の原因を探りつつ、再生・復活へのシナリオを提示した書。

 井深大、盛田昭夫、大賀典雄と3代にわたる名経営者のDNAとは何だったのか。なぜ大賀は技術系の森尾稔ではなく、文系の出井伸之を社長に選んだのか。なぜ出井はアメリカ産の「EVA経営」を導入したのか。

 技術系のトップから文系のトップに流れが変わったことがソニーの分水嶺だったと指摘する著者は、ソニーが培ってきた「ものづくり」「人づくり」「組織づくり」の実例を次々にあげ、井深が掲げた創業精神「自由闊達にして愉快な理想工場」こそソニーのDNAだと説く。

 ものづくりに携わるすべての人に読んでほしい本。