新版 決然たる政治学への道
発売日
2010年02月19日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-77639-2

新版 決然たる政治学への道

著者 副島隆彦著 《評論家》
主な著作 『ドル亡き後の世界』(祥伝社)
税込価格 1,760円(本体価格1,600円)
内容 「政治学とは何か」「国際政治とは何か」について、豊富な事例と著者自身の思想を織り交ぜながら説く、政治混乱期に必読の一冊。



 本書の前提は、いわゆる「永田町の政治」と、日本の政治学者たちの考えている政治は、西欧で通用している「政治」と似て非なるものであるということである。そして、この日本の「政治」と欧米の「政治」が食い違っていることが、人間の知性にとって不健全な状態なのだ、と憂慮する人が日本には少ない。政治学者たちでさえも、仕方がないこととして諦めてしまっている。このことが、日本人の国際政治理解を難しいものにしてしまっているのである。そこで、本書では、西欧とは食い違っているこの国の「政治のコトバ」を、もともとの意味に解釈して読み替え、その上で、「世界基準に合った日本の政治学への道」を考える。著者の代表的著作である『属国・日本論』の下敷きとなった思想が満載された貴重な一冊を、装い新たに復刊。