天皇とは北極星のことである
発売日
2017年02月15日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-83245-6

天皇とは北極星のことである

著者 副島隆彦
斎川眞著
主な著作 <斎川・主な著作>『天皇がわかれば日本がわかる』(ちくま新書)
税込価格 1,870円(本体価格1,700円)
内容 なぜ天皇という呼称が生まれたのか。その正統性が長い歴史を経て続いてきたのはなぜか。異才の二人が謎に踏み込む。



 今上天皇の譲位問題について議論が高まっている。この問題を考えるにつけても、日本人が知識として知っておかねばならないことは、「天皇」という言葉の意味についてである。「天皇」とは、「天の輝き」のことであり、天の中心に位置する「北極星」のことをさす、ということを、斎川眞氏が、その著書『天皇がわかれば日本がわかる』(ちくま新書)で解明した。本書は、この本を土台として、副島隆彦氏との再度の共同研究によって、さらに意味を掘り下げ、わかりやすく解説する。すべては、「天皇」という言葉の下に、なぜ日本人は歴史を紡いできたのかを理解するところから、現代日本人にとっての自覚ある国家観が生ずる。「日本人とは何か」という根本問題を、法制史の側面から浮き彫りにした、好著である。