[新版]日本の秘密
発売日
2010年06月21日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-77950-8

[新版]日本の秘密

著者 副島隆彦著 《国家戦略研究家》
主な著作 [新版]決然たる政治学への道』(PHP研究所)
税込価格 1,760円(本体価格1,600円)
内容 戦後日本政治はいかにして、誰によって、形成されたのか? 吉田茂の政治を俎上に乗せながら、その欺瞞を暴く、力作論稿の新装復刊。



 この本の中心課題は、やはり、日本の敗戦後の政治のあり方である。吉田茂元首相が、要らぬ高踏戦術をとって、のらりくらりと、マッカーサー進駐軍を騙してかつ自己防衛のために、社会党などの国内の反戦平和勢力を、アメリカからの政治圧力に対して、楯として使って、アメリカにけしかけることをした。このために、かえってアメリカの手玉にとられて、日本は、おかしな憲法典だけでなく、日米安全保障条約と合衆国軍隊の地位に関する協定を、押しつけられて身動きのとれない国家にされてしまった。やっぱり、官僚政治化・吉田茂に最大の責任があったのだ、という結論にならざるを得ない。(本文より)このように戦後政治のほんとうの姿を描く圧巻の論考を始め、安保闘争について、丸山真男の死にあたって、など、著者ならではの重厚な考察が満載された論文集の待望の復刊である。