最果てのサーガ 2
発売日
2010年12月15日
判　型
A5判上製
ＩＳＢＮ
978-4-569-78101-3

最果てのサーガ 2
影の時

著者 リリアナ・ボドック作
中川紀子訳
主な著作 ＜中川・好評既刊＞『ゾロ 伝説の始まり（訳）』（扶桑社）
税込価格 2,640円（本体価格2,400円）
内容 壮絶な闘いから5年後、ミサイアネスは、再び≪肥沃な土地≫に≪死の女≫をさし向ける。驕り、裏切り、愛、勇気、無垢…人間心理を見事に描く！



　アルゼンチンの大ヒットファンタジー日本語版全4巻の2巻目。

　＜肥沃な土地＞の勇敢な戦士たちが命をかけ、からくも勝利をおさめた戦いから5年。ゆったりとした時間の中で眠りから目覚めたミサイアネスは、自らの敗戦を知って激しく怒り、＜肥沃な土地＞を再び襲うために＜死の女＞と呼ばれる母に手助けを命じる。もとは人びとの寿命にとって大切な役割をもっていた＜死の女＞は、ミサイアネスの手先となった今、まだ先のある命を容赦なく奪う。

　ほかに、獰猛な犬を手なずける冷酷な男、名誉がほしい戦士、王女でありながら愛する戦士を追って戦場をかけぬける娘、おきてを破ったために鳥の目が自分の視界になってしまった少年、心の成長が止まっているために＜死の女＞を恐れず、＜死の女＞の心を揺さぶる少女、敵の目を欺くために耄碌した老人を装い起死回生のチャンスに挑む最高天文学者…。個性豊かな登場人物たちが運命を鮮やかに生き抜く、感動巨編！