ぼくたちのサマー
発売日
2011年06月08日
判 型
四六判変型上製
ISBN
978-4-569-78144-0

ぼくたちのサマー

著者 本田有明著 《人事教育コンサルタント、作家、エッセイスト》
主な著作 じっちゃ先生とふたつの花』、『卒業の歌』(PHP研究所)
税込価格 1,430円(本体価格1,300円)
内容 ぼくは動物愛護センターで出会った犬の特別飼育員になった。その犬を通して、ぼくは「命」について考え、ある決心をする……。



 健吾は、親友の勇太がいじめられるきっかけを作ってしまった。謝って仲直りしたいものの、なかなかそのタイミングをつかめないでいた。

 そんなある日、健吾は老人ホーム「ひまわり園」の園長である大崎さんとその息子の彦左に出会う。その二人に連れられて、健吾は動物愛護センターへ犬を引き取りに行くことになった。その犬は、昔、健吾が捨てた柴犬「サマー」にそっくりだった。

 「サマー」と過ごす日々の中で、健吾は「命」について考え、勇太のためにある行動をしようと決断する……。

 「遠くから見ると、全部が一つの色に染まった畑なのに、近くで見ると、いくつもの色があった。(中略)あれも、これも、それも、少しずつちがった花が集まって、全体として大きなひまわり畑をつくっているんだ……」。ひまわり畑のある老人ホームを舞台に、柴犬「サマー」と過ごす夏。

 夏の香りがいっぱいつまった、命と友情の感動のヒューマンストーリー。