とっておきの標語
発売日
2013年03月08日
判 型
A5判上製
ISBN
978-4-569-78306-2

とっておきの標語

著者 村上しいこ作 《(村上)童話作家、(市居)絵本作家》
市居みか
主な著作 とっておきの詩』、『とっておきのはいく』(PHP研究所)
税込価格 1,210円(本体価格1,100円)
内容 学校の宿題で、けんかした友達が仲直りするための「標語」を考えることになった。でも、いくら考えてもぴったりの標語ができん……。



 北森先生、めちゃ、きげん悪そう。原因は、ぼくが、クラスのボールを置き忘れてきてしまったからなんだけど……。北森先生は、空気がぬけたようなクラスの様子をみて、ぼくらに「最近クラスで感じていること」をテーマに標語を考えるようにって言いだした。

 ぼくは、同じクラスのゆりとみことが、けんかしていることが気になっていた。そこで、ぼくらの班は「けんかしている友達が仲直りできる標語」を考えることになった。

 家に帰ってから、かあちゃんに仲直りの標語がないか聞いてみた。ところが、かあちゃんととうちゃんもけんかしているみたい。けんかの理由を聞いてみても、教えてくれない。仕方なく、自分でいろいろ考えてみたけど、ぴったりの標語が全然うかんでこない。

 けんかしている本人に話を聞いてみようと思って、ゆりの家に行ってみた。すると……。

 言葉のリズムと国語の面白さを描いた、ユーモアいっぱいの幼年童話です。