書籍
![風の陣[裂心篇]](/atch/books/9784569791432.jpg)
- 発売日
- 2010年09月07日
- 判 型
- 四六判上製
- ISBN
- 978-4-569-79143-2
風の陣[裂心篇]
著者 | 高橋克彦著 《作家》 |
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主な著作 | 『風の陣[立志篇]』、『風の陣[大望篇]』、『風の陣[天命篇]』、『風の陣[風雲篇]』(PHP研究所) |
税込価格 | 1,980円(本体価格1,800円) |
内容 | 蝦夷を人と思わない帝の言葉に鮮麻呂は決起の秋が来たことを悟る。狙うは陸奥守の首一つ。壮絶な闘いで幕を閉じる歴史ロマン完結篇! |
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称徳帝が没し、光仁天皇の御世になって8年――物語の舞台は陸奥に移る。藤原氏が勢力を盛り返した都で祖国のために働く嶋足に対し、伊治鮮麻呂は陸奥の地にあり、蝦夷の首長でありながら、国府多賀城の官人として、蝦夷の反乱の鎮圧にあたっていた。先祖伝来の地を戦場にしないために、朝廷と蝦夷の仲立ちを務めてきた鮮麻呂だったが、8世紀半ばに発見された黄金を狙う陸奥守、背後で糸を引く奈良朝側の無理難題に、我慢は限界に達していた。
蝦夷の地である奥六郡に城を築く計画が着々と進み、また蝦夷を人と思わない帝の勅に、鮮麻呂は決起を覚悟する。後事を託すのは胆沢の首長・阿久斗とその息子・阿弖流為(アテルイ)。狙うは陸奥守の首一つ。ついにその時はやって来た。
北辺の部族の誇りを懸けた闘いを描く、著者渾身の大河歴史ロマン、堂々完結! 阿弖流為を描いて吉川英治文学賞に輝いた『火怨』の前哨戦を描いた物語としても愉しむことができる。
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