書籍

- 発売日
- 2013年10月15日
- 判 型
- 新書判並製
- ISBN
- 978-4-569-81546-6
語られざる中国の結末
著者 | 宮家邦彦著 《外交政策研究所代表》 |
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税込価格 | 836円(本体価格760円) |
内容 | 急減速する経済成長の一方で、軍拡をやめない中国。来るべき米中「東アジア戦争」の結末を読み解き、日本のとるべき戦略を大胆に提言。 |
「米国・中東も知る宮家氏の複眼的な分析力を信頼している」……内閣総理大臣 安倍晋三
本書は「伝説の外交官」といわれた著者がものした初の外交評論である。経済成長とともに未曾有の規模で軍拡を続け、周辺国を脅かす中国。しかしそもそもなぜ、中国は沖縄の領有権にまで触手を伸ばし、「第一、第二列島線」なる概念で、米国の影響力を排除しようとするのか。
著者はそこにアヘン戦争以来、「西欧文明の衝撃」から逃れられない巨大国家のトラウマをみる。いま中国が地球規模で米国と張り合わずとも、ユーラシア大陸の東半分と西太平洋で勢力圏を回復できればよい、と考えるなら、東アジア、西太平洋における米中衝突の可能性は消えない、というのがその見立てだ。
すでに目にみえない「サイバー戦」というかたちで衝突は始まっている。戦線が拡大し、米中が正面から激突する「第二次東アジア戦争」が起こったとき、その敗者はどちらになるのか。その後、中国はいかなる変容を遂げるのか。そこで描かれるのは「中国統一・独裁温存」から「中国漢族・少数民族完全分裂」という7つの精緻なシナリオだ。
著者はいう。「東アジアのパワーシフトを強かに生き残り、新たなる国際秩序の主導権をわが国が握ったとき、真の意味で第二次大戦は『歴史』になる」。はたして日本はこの変化を千載一遇のチャンスにできるのか。そのために行なうべきは何か。日本の中国専門家たちが誰も語らなかった衝撃の中国論。
内容例:第四次グレートゲーム/驚くべき『人民日報』掲載論文/「核心的利益」に一喜一憂するな/改革開放政策も最終回答ではない/中国社会に「絶対唯一神」は不要/優秀なエコノミストほど「政治音痴」/国有企業幹部六人が中央委員/グーグル社と中国政府の確執/米国が恐れる中国版「真珠湾攻撃」/「第二次東アジア戦争」は短期戦?/日米同盟の「不都合な真実」/「保守の進化」が日本の命運を分ける
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