「アジアインフラ投資銀行」の凄惨な末路
発売日
2015年05月25日
判 型
B6判変型並製
ISBN
978-4-569-82589-2

「アジアインフラ投資銀行」の凄惨な末路
中国の野望はかくて潰える

著者 宮崎正弘著 《評論家》
主な著作 中国大破綻』(PHP研究所)
税込価格 1,018円(本体価格925円)
内容 注目が集まる「アジアインフラ投資銀行」。だが、中国は深刻な事情を隠している! 誤謬ばかりの報道に騙されぬために必読の緊急発刊!



 「アジアインフラ投資銀行(AIIB)」が大きな話題になっている。欧州勢が大挙して参加を表明、57カ国が設立メンバーとして加盟することになったからである。この状況下、日本でも、経済界を中心に「参加しないと、商機を失う」「バスに乗り遅れるな」との大合唱が巻き起こった。

 だが、何かがおかしくないか? 本書ではAIIBの華やかなニュースの裏側に隠された中国の真実に肉薄していく。何より、あるはずの中国のカネはあらかた海外へ持ち出され、外貨準備は底をついている。人民元の暴落もまもなく始まりかねない。参加を表明した国々の思惑もバラバラ。さらに、米国の対中政策は「戦略的パートナー」から「仮想敵国」へ移りつつあり、親中派すら中国を罵倒しはじめている。しかも、ニカラグア運河など海外大プロジェクトはいずれも失敗の瀬戸際。「集金兵」こと習近平は、国内の凄惨な権力闘争に明け暮れて、今や暗殺と軍事クーデターを本気で懼れている。この先には、とてつもない破局があるのみではないのか。

 誤ったメディア報道に踊らされ、目先の利益に目が眩んで右往左往するすべての日本人に驚愕の真実を伝える警告の書。