引き抜き屋(1)鹿子小穂の冒険
発売日
2018年03月15日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-83741-3

引き抜き屋(1)鹿子小穂の冒険

著者 雫井脩介著 《作家》
主な著作 『検察側の罪人』(文藝春秋)
税込価格 1,870円(本体価格1,700円)
内容 社長交替の背後にヘッドハンターあり。ビジネス界の「かけひき」や「裏切り」をテーマに一人の女性の奮闘と成長を描くスリリングな物語。
リンク

https://www.php.co.jp/hikinukiya/



 会社を潰すのはヘッドハンターか!?

 父が創業したアウトドア用品メーカーに勤める鹿子小穂(かのこ・さほ)は、創業者一族ということもあり、若くして本部長、取締役となった。しかし父がヘッドハンターを介して招聘した大槻(おおつき)と意見が合わず、取締役会での評決を機に、会社を追い出されてしまう。そんな小穂を拾ったのが、奇しくもヘッドハンティング会社の経営者の並木(なみき)で……。新米ヘッドハンターとして新たな一歩を踏み出した小穂は、プロ経営者らに接触し、彼らに次の就職先を斡旋する仕事のなかで、経営とは、仕事とは何か、そして人情の機微を学んでいく――。

 かけひき、裏切り、騙し合い――。

 『犯人に告ぐ』『検察側の罪人』の著者、渾身の新境地。