消えゆく街の秘密の友だち
発売日
2025年05月23日
概ね、この2日後に書店店頭に並びます
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-88220-8

消えゆく街の秘密の友だち

著者 鯨井 あめ著 《作家》
主な著作 『晴れ、時々くらげを呼ぶ』『アイアムマイヒーロー!』『きらめきを落としても』『沙を噛め、肺魚』(以上講談社)
税込価格 1,430円(本体価格1,300円)
内容 地図を開けばふしぎの街に行ける。ここで出会ったラッタッタが小晴の一番の理解者なのに、大人になるためにお別れしないといけない。



 迷っても立ち止まっても大丈夫。心にじっと耳をすませ続ければ、いつか自分の本当の気持ちは聞こえてくる。

 【あらすじ】小学校6年生の小晴(こはれ)は、自分の本音がわからず、人付き合いも苦手。ある日小晴が部屋の掃除をしていると、一枚の紙を見つける。その紙――消えかけた手書きの地図のようなものを開いた途端、小晴はいつのまにか外にいた。そこで出会った男の子・ラッタッタは、ここは「ふしぎの街」であること、1人で地図を開いて目をつぶって深呼吸をすると、この街に来れること、そしてラッタッタ自身はこの街の管理人だということを教えてくれる。他に動物も人もいない、2人きりの街で一緒に遊ぶうちに、ラッタッタに心を開く小晴だが、「大人になるため」には、ラッタッタとさよならしなくてはいけなくて。

 【目次】1 〈ふしぎの街〉の地図/2 春休みのこと /3 木山鈴さん/4 修学旅行/5 野田ゆうたくん/6 算数のノート/7 悲しいこと/8 0点/9 さよならの予感/10 さよなら、ラッタッタ/11 鈴ちゃんの家/12 仲直り/13 イマジナリーフレンド/14 またね、ラッタッタ/15 これから