こころ相談室

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仕事でミスばかり。先輩達のひと言が怖い
 先生、初めまして。こんにちわ。私は金融関係で働いている22歳のOLです。ぜひ、相談にのって頂きたくメール差し上げました。

 私の部署では、月代わりで担当業務が替わるのですが(色々な業務があるんですが)、私が担当するとその業務で必ず、処理に問題が生じるのです。その原因が私の問題(手違いや処理ミス)の時もありますが、ほとんどは処理のシステムの間違いなどによる私と無関係なところの処理ミスなんです。しかし、先輩達は「またあなたがそのミスを起こしたのね」「あなたが処理するとすぐにミスが起こるのよね」と皮肉のような事を言われるのです。私自身、自分ではミスを起こさないように最善の努力をしているのですが、先輩達には理解されていないようなんです。今度ある大きな業務を任されることになったのですが、今からそのことを考えると怖くて、怖くてたまりません。身体にも影響が出てきたようで、めったに出来ることのないニキビが顔に出てきているんです。

 もし、またエラーが起きてしまったら・・・と思うと不安でたまらなくなります。

 私は一体どうすればいいのでしょうか?先生、どうかアドバイスをよろしくお願い致します。

(22歳・女性・会社員)

回 答
 ちょっと心配性なところがあるのでしょうか。でも大丈夫。まずは心を落ち着けて状況を見ていきましょう。

まず「私が担当するとその業務で必ず問題が生じる」とありますが、こういうことは誰が担当しても問題が生じるものです。月替わりで担当業務が替わるわけですから、とくに始めのうちはそういうことがあるでしょう。よく「雨女」とか「雨男」とか言いますが、こんなことも単なる偶然に過ぎません。日本は雨がよく降る国だからです。仕事でも、小さな失敗やミス、トラブルは毎日のように起こっています。それをいちいち自分のことに結びつけていては大変。あまり自分のことに結びつけないようにしましょう。

したがって、「あなたが処理するとすぐにミスが起こるのよね」という先輩の言葉は、ちょっとした冗談かもしれませんよ。「あなたが来るといつも雨が降るわね」と同じようなものですね。でも、ミスや失敗にひじょうに敏感だと、それを皮肉と受け取ってしまうのかもしれません。

そもそも「ほとんどは、私と無関係なところの処理ミス」であることをあなたはわかっているんですから、もっと堂々としていればいいんですね。「雨が降ろうが槍が降ろうが、私とは関係ないもん」と思いつつ、「そうなんです。私って雨女なんです」と笑顔で返せばそれでよし、「私、このシステムと相性が悪いんです」とでも言えればなかなかです。

ただし、どんなに最善の努力を払ってもミスは起こる可能性はあります。だからあなたが怖くてしかたないのも当然です。でも、大切なのは、仮にミスが起こったとしてそれをどうカバーするかですね。取り返しのつかないミスなんてあまりありません。ミスしちゃいけないことばかりに頭を働かせるんではなく、もしもミスしたときにはこうしようと考えておくようにしましょう。


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