雑誌
Voice 2008年9月号
今月号の読みどころ
原油、資源の高騰は企業収益を圧迫している。この状況はいつまで続くか。ビル・エモット氏は、資源浪費国・中国やインドがインフレによる社会不安を恐れ、早々に経済の引き締めを図る。それを機に資源バブルは弾けると予測する。一方遠藤功氏は、インフレがもたらすプラス面を論じる。安価な商品の過当競争で疲弊している製造業が、“高いから売れる”プレミアム商品に戦略転換する好機だと述べる。さらに、金利上昇がもたらす経済の好循環など、逆転の発想で「危機」を捉えた論考満載!
公式サイト | ![]() |
---|
今月号の目次
TOKYOファッション〈9〉 アクタスキッズ |
川島蓉子 |
11p |
未来をつくる技術〈21〉 節水トイレ[松下電工] |
文:志村幸雄 |
16p |
進化する教育現場〈9〉 SEG |
古川昭夫〈対談〉和田秀樹 |
19p |
日本の事件簿〈9〉 贈賄のうそ |
高山正之 |
25p |
巻頭の言葉 原油高と“ばらまき”の誘惑 |
竹中平蔵 |
27p |
時代を拓く力 「脱藩官僚」が霞が関を壊す |
江田憲司/取材・構成:上杉隆 |
30p |
特集・インフレを克服する日本
資源バブルは間もなく弾ける |
ビル・エモット |
40p |
円安で株価は上がる |
藤巻健史 |
58p |
プレミアム商品が勝つ時代 |
遠藤功 |
66p |
金利上昇の繁栄論 |
松田哲 |
74p |
「本物のインフレ」は起きない |
上野泰也 |
82p |
価格高騰を招く妖怪の正体 |
中川昭一〈対談〉丹羽宇一郎 |
48p |
|
||
米国ルポ 危機感なき金融帝国 |
江上剛 |
124p |
アメリカ国債を売却せよ |
関岡英之 |
140p |
特集Ⅱ・「脱・石油社会」への挑戦
石油問題の“ウソの顔” |
養老孟司 |
88p |
原子力発電は大発展期 |
五十嵐安治 |
104p |
石炭がガソリン車を駆逐する |
清谷信一 |
110p |
イノベーション強国・日本 |
柴田明夫 |
98p |
|
||
井戸知事!それが反論ですか |
江口克彦 |
176p |
「再調査」で北に圧力をかけよ |
青山繁晴 |
150p |
民主党代表戦へ 「庶民革命」の決意 |
河村たかし |
214p |
農業が輸出産業になる日 最終回 平成版・農地解放のとき |
財部誠一 |
222p |
話題のテーマに賛否両論! コンビニ深夜営業 |
武田邦彦/門川大作 |
206p |
『海ゆかば』と清貧の美学 |
片山杜秀 |
168p |
“爽やか”だった大東亜戦争 |
上坂冬子〈対談〉鶴見俊輔 |
158p |
PHPからの主張 親も成長する時代 |
大江弘 |
122p |
ニッポン新潮流〈スポーツ〉 勝負に撤しなかった反町監督 |
二宮清純 |
116p |
ニッポン新潮流〈生活社会〉 サミットはもう要らない |
山形浩生 |
118p |
ニッポン新潮流〈経済産業〉 温暖化対策が最優先課題? |
若田部昌澄 |
120p |
●BOOK STREET |
||
この著者に会いたい 『内村剛介ロングインタビュー』 |
陶山幾朗/聞き手:仲俣暁生 |
195p |
ワンポイント書評 |
204p |
|
企業家の一冊 ポール・ヴァレリー著『ヴァレリー全集』 |
鈴木幸一 |
202p |
ベストセラーと現代 小沢昭一著『川柳うきよ大学』 |
川井龍介 |
200p |
|
||
大宰相・原敬〈第21回〉 「天津紀行」 |
福田和也 |
236p |
ボイス往来 |
|
254p |
私日記〈第105回〉 縦糸の意味 |
曽野綾子 |
246p |
巻末御免(285) メタボの基準 |
谷沢永一 |
258p |
Voice とは
月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。