雑誌
Voice 2010年4月号
今月号の読みどころ
トヨタ車のリコール問題は、日本メーカーに大きなショックを及ぼした。この事件から何を学び、どう活かすか。遠藤功氏は、系列外企業とのモノづくりでも高品質を保つノウハウを提案。片山修氏は、ライバル・ホンダが、アメリカより過酷なインドで現地調達し、車作りに挑む戦略を描く。一方、長谷川慶太郎氏は、脱・ガソリン時代をリードする日本の技術力の先端性を説き、今回の騒ぎは一過性のものと楽観視。門倉貴史氏は、消費が急拡大する8カ国市場を紹介、海外展開の加速化を促す。日本製造業が完全復活するための道筋を、明確に示す特集です。
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今月号の目次
クールジャパン次代の旗手〈4〉 ワカマツ タダアキ |
川島蓉子 |
11p |
和の美を愉しむ〈16〉 「游魚争落花」小茂田青樹 |
文:田中大 |
17p |
日本の事件簿〈28〉 猿を笑えない人たち |
高山正之 |
19p |
巻頭の言葉 金融政策なきギリシャの悲劇 |
若田部昌澄 |
23p |
時代を拓く力 三島由紀夫事件を演じた理由 |
森村泰昌/聞き手:藤原えりみ |
26p |
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特集:日本製造業・復活への大戦略!
アメリカに叩かれても強くなる日本企業 |
日下公人〈対談〉長谷川慶太郎 |
36p |
トヨタの現場が生まれ変わる日 |
遠藤功 |
46p |
海外進出・リスク管理の経営論 |
長谷川閑史 |
62p |
現地部品の壁に挑む ホンダ流インド攻略法 |
片山修 |
68p |
アジア14億人市場「世界標準」獲得で勝つ |
柳川範之 |
82p |
消費力が急拡大する国8選 |
門倉貴史 |
76p |
“量子コンピュータ”を制す戦い |
竹内薫 |
88p |
モノづくり強化にFTAを |
伊藤元重 |
54p |
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財務省の破綻論には裏がある/現状はすでに「暴落なき暴落」 激突対論:国債暴落はあるか! |
高橋洋一VS浜矩子 |
138p |
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特集Ⅱ:中国との「友愛」は損か得か
大討論会:民主党“媚中”外交が招く危機 |
櫻井よしこ/青山繁晴 /李英和/福島香織 |
94p |
シミュレーション 日米離反後の東アジア |
潮匡人 |
110p |
中国の環境革命は日本を潤す |
胡鞍鋼 |
124p |
デフレ脱出・巨大市場の活用法 |
ロバート・フェルドマン |
118p |
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地方都市がしのぎを削る中国がお手本 戦国武将の競争精神に学べ |
安藤忠雄〈対談〉大前研一 |
150p |
処分場問題を解決するしたたかな思考法 放射性廃棄物を町の財産に |
伊藤聡子 |
172p |
「すべての罪はわが身にあり」と井上嘉浩死刑囚は語った オウム凶悪犯罪15年の修羅 |
門田隆将 |
200p |
世の流行にひとこと言わせて!③ 見た、聞いた! 逞しき台湾人 |
さかもと未明 |
178p |
〈第1回〉すめらぎの国 集中連載:ジャパン・ルネッサンス |
竹田恒泰 |
160p |
高井戸の蛙、世相を覗く⑮ 雇用も資金も「地産地消」で |
江上剛 |
216p |
PHP総合研究所からの主張 中国が北朝鮮支援をやめない事情 |
前田宏子 |
218p |
データで斬る俗論・通説② “低金利”悪玉論の愚 |
飯田泰之 |
220p |
経済問題・常識の非常識⑫ 日本はギリシャより財政危機? |
上野泰也 |
212p |
ニッポン新潮流〈医療健康〉 認知症治療薬のまやかし |
久坂部羊 |
132p |
ニッポン新潮流〈生活社会〉 日航はまだ政治のおもちゃ |
山形浩生 |
134p |
ニッポン新潮流〈国内政治〉 声明発表はツイッターで |
上杉隆 |
136p |
この著者に会いたい 『インパラの朝』 |
中村安希/聞き手:仲俣暁生 |
191p |
ワンポイント書評 |
198p |
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おじさんのための名作講座 チャタレイ夫人は四十代で |
堀井憲一郎 |
196p |
大アジア主義者の夢と蹉跌〈第7回〉 孫文を救え |
田原総一朗 |
222p |
大宰相・原敬〈第40回〉 陸奥の死 |
福田和也 |
234p |
ボイス往来 |
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250p |
私日記〈第124回〉 慈悲と恩寵 |
曽野綾子 |
246p |
平成始末 “理念を叫ぶ政治”の危うさ |
山折哲雄 |
254p |
Voice とは
月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。