雑誌
Voice 2015年1月号
今月号の読みどころ
突然の衆議院解散・総選挙は、12月2日公示、14日投開票だ。2年前の2012年の総選挙は、12月4日公示、16日投開票だった。前回は与党民主党対自民党の構図がはっきりしていたが、今回は一強多弱状態で、争点もはっきりしないまま有権者も盛り上がりに欠けている。とはいえ、2015年は、新政権でスタートすることになる。
そこで、新年1月号の総力特集は、「2015年を読む 世界の大停滞、日本の正念場」。安倍総理が消費税の再増税を延期したが、国の借金は増え続けている。日本の未来に不安を抱く国民は多い。シンポジウム「レジームチェンジをめざせ」では、小浜逸郎氏、藤井聡氏、三橋貴明氏、柴山桂太氏の4名が2015年の世界と日本の経済・財政について激論を交わした。また、吉崎達彦氏は2015年の米国経済について、オバマ人気が凋落する一方で、米経済強気論が続く理由を解説した。中西輝政氏は11月10日の日中首脳会談を取り上げ、中国が今後「よりソフトな『微笑外交』を交えつつ、政治戦争にシフトしていくだろう」と読む。さらに、イスラム国、台湾、香港についての専門家の見解とともに、小川榮太郎氏の安倍政権の真の理念、目的は何かを問う論考を掲載した。
第二特集は、「甦る消費」と題し、物流・消費の現場で何が起こっているのかを、三越伊勢丹、大戸屋、福島屋の3人の経営者に聞いた。
ほかに、ドイツの「脱原発」政策がどうなっているのかを、ドイツ在住の川口マーン惠美氏と渡部昇一氏に対談いただいた。
今月号から巻頭エッセイは、東京大学名誉教授で解剖学者の養老孟司氏が担当する。2015年を先読みするオピニオンを多数掲載したので、ぜひご一読いただきたい。
そこで、新年1月号の総力特集は、「2015年を読む 世界の大停滞、日本の正念場」。安倍総理が消費税の再増税を延期したが、国の借金は増え続けている。日本の未来に不安を抱く国民は多い。シンポジウム「レジームチェンジをめざせ」では、小浜逸郎氏、藤井聡氏、三橋貴明氏、柴山桂太氏の4名が2015年の世界と日本の経済・財政について激論を交わした。また、吉崎達彦氏は2015年の米国経済について、オバマ人気が凋落する一方で、米経済強気論が続く理由を解説した。中西輝政氏は11月10日の日中首脳会談を取り上げ、中国が今後「よりソフトな『微笑外交』を交えつつ、政治戦争にシフトしていくだろう」と読む。さらに、イスラム国、台湾、香港についての専門家の見解とともに、小川榮太郎氏の安倍政権の真の理念、目的は何かを問う論考を掲載した。
第二特集は、「甦る消費」と題し、物流・消費の現場で何が起こっているのかを、三越伊勢丹、大戸屋、福島屋の3人の経営者に聞いた。
ほかに、ドイツの「脱原発」政策がどうなっているのかを、ドイツ在住の川口マーン惠美氏と渡部昇一氏に対談いただいた。
今月号から巻頭エッセイは、東京大学名誉教授で解剖学者の養老孟司氏が担当する。2015年を先読みするオピニオンを多数掲載したので、ぜひご一読いただきたい。
公式サイト |
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今月号の目次
巻頭対談 ドイツ「脱原発」の失敗 |
渡部昇一/川口マーン惠美 |
20p |
総力特集:2015年を読む 世界の大停滞、日本の正念場
レジームチェンジをめざせ |
小浜逸郎/藤井 聡/三橋貴明/柴山桂太 |
34p |
日中外交の第二ラウンド |
中西輝政 |
46p |
消費税は国際公約になりえない |
岩本沙弓 |
58p |
地を這うオバマ人気と金融政策のゆくえ |
吉崎達彦 |
66p |
中東バトルロイヤルの始まり |
笈川博一 |
74p |
台湾と香港、民主化学生たちの未来 |
安田峰俊/古谷経衡 |
82p |
国体の回復に「勝機」はあるか |
小川榮太郎 |
90p |
特集:甦る消費
「仕入構造改革」への挑戦 |
大西 洋 |
100p |
定食に宿る松下幸之助の精神 |
三森久実 |
108p |
製販一体型スーパーが農家を救う |
福島 徹 |
116p |
|
||
財務省を「成敗」した安倍総理 |
屋山太郎 |
124p |
福島のありのままを伝えたい |
倉本 聰 |
132p |
反日歴史認識の「教典」Ⅱ |
水間政憲 |
142p |
沖縄は米軍基地に反対していない |
タカ大丸 |
151p |
中国人が称賛する日本の農協 |
阮 蔚 |
159p |
第二十三回 山本七平賞発表 |
186p |
特別インタビュー
沖縄に米軍基地はいらない |
ノーム・チョムスキー |
167p |
|
||
説教ストロガノフ〈第6回〉 自民党は偏差値二八だ |
上念 司/倉山 満 |
192p |
ニッポン新潮流〈国内政治〉 政党は有権者に投票理由を示せ |
菅原 琢 |
28p |
ニッポン新潮流〈経済政策〉 「大義ある解散」になるための政策論争 |
飯田泰之 |
30p |
ニッポン新潮流〈生活社会〉 ピケティ理論とアベノミクスはマッチする |
山形浩生 |
32p |
テロリスト・安重根〈第11回〉 判決 |
早坂 隆 |
202p |
武士の碑〈第16回〉 敗走 |
伊東 潤 |
214p |
覚醒するクラシック〈第19回〉 悲愴 |
百田尚樹 |
230p |
巻頭言〈第1回〉 どん底に落ちたら、掘れ |
養老孟司 |
17p |
私日記〈第181回〉 これで一仕事終り |
曽野綾子 |
236p |
平成始末〈第61回〉 合掌ロボットで「おもてなし」 |
山折哲雄 |
248p |
朝日を叱る 反日歴史認識の「教典」Ⅱ |
構成/水間政憲 |
8p |
凛たる女性〈49〉 孫 櫻倩 |
撮影/遠藤 宏 |
11p |
|
||
Keyフレーズ 時代を斬る!論点 |
1p |
|
Voiceブックス 編集者の読書日記 |
244p |
|
Voiceシネマ 編集者の映画三昧 |
245p |
|
Voiceレター 読者の感想&意見 |
246p |
Voice とは
月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。