Voice
発売日
2017年8月9日
税込価格
794円
(本体価格722円)
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Voice 2017年9月号

今月号の読みどころ

森友・加計問題がここまで尾を引くとは誰も予想しなかった。しかし目を転じれば、日本政治も国際情勢も他に喫緊の課題ばかりである。中国は南シナ海で「紅い秩序」を築きつづけ、沖縄では反米軍基地運動・琉球独立論という名の「武装解除」が進んでいる。総力特集「安倍おろしの末路」インタビューで、竹田恒泰先生は「安倍内閣を打倒してまで進めるべき政策が野党にあるとは思えません」と語る。「政界にもマスコミにも不正直で、印象操作したい連中が溢れている」(屋山太郎先生)。E・キンモンス先生が分析するように、わが国の報道の自由は、本当に韓国より侵害されているのだろうか。「なんとなく安倍批判」の風に吹かれた先が断崖絶壁とならないように、有識者が警鐘を鳴らす。注目の新連載は「パラアスリートの肖像」。2020年の東京五輪に臨む選手たちのすがすがしさ、格好よさが存分に感じられるノンフィクションだ。
公式サイト

今月号の目次

巻頭インタビュー
自民、民進低迷の真相
辛坊治郎
18p
総力特集:安倍おろしの末路
加計問題に疑惑など存在しない 印象操作が日本を壊す
竹田恒泰
42p
沖縄メディアを除染せよ
ロバート・D・エルドリッヂ&我那覇真子
50p
「報道の自由度ランキング」の嘘
E・キンモンス
58p
“捏造”された軍艦島への強制連行
日下公人
66p
保守第二党の誕生
屋山太郎
74p
特集:中国の膨張を抑えよ
儒教の毒 青森沖領海侵入の衝撃
石 平
82p
経済成長を潰した共産党
上念 司
90p
「紅い秩序」と米国の逆襲
秋田 浩之
98p
支那事変を再評価する
宮田昌明
108p



「愛国心」を武器に戦う日本人
ケント・ギルバート
124p
問題はトランプではない
伊藤 貫
132p
「多様化戦争」に備えよ
松村五郎
140p
やっても意味がない改憲
倉山 満
148p
地域百年の計・歴史を活かしたまちづくり
童門冬二/鈴木淳雄/小坂喬峰
156p
禁煙ファシズムから身体のコミュニズムへ
千葉雅也
201p
マクロンと民主主義の危機
エマニュエル・トッド
116p
パラアスリートの肖像(新連載)
山田清機
166p
プリンス〈第15回〉
第三章 混迷(4)
真山 仁
208p
ニッポンの匠〈第5回〉
パイプ
早坂 隆
184p
ポスト・トゥルースの時代とは
谷口将紀
193p
経営の価値、政治の価値
松下幸之助
243p
ニッポン新潮流〈歴史論争〉
四角い「ハチの巣」~その二~
渡辺惣樹
34p
ニッポン新潮流〈政治外交〉
政権の弱体化が露わにしたもの
三浦瑠麗
36p
ニッポン新潮流〈現代社会〉
福島第一原発廃炉の見方
開沼 博
38p
西南、南西、テレビ風(11)
鎮魂と復興への祈り
結城豊弘
40p
著者に聞く
『罪の声』
塩田武士
238p
しぶといやつ〈第20回〉
第五章 多士済々(4)
幸田真音
219p
覚醒するクラシック〈第50回〉
ラ・ボエーム
百田尚樹
229p
巻頭言〈第33回〉
ノイズのかたまり
養老孟司
15p
私日記〈第212回〉
寝たまま農業
曽野綾子
26p
友(アート)を訪ねて〈42〉
ピエール・ボナール
文/原田マハ
6p
凛たる女性〈81〉
片岡安祐美
撮影/遠藤 宏
9p
Keyフレーズ
時代を斬る!論点

1p
Voiceブックス
編集者の読書日記

234p
Voiceシネマ
編集者の映画三昧

235p
Voiceレター
読者の感想&意見

236p

Voice とは

 月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。