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Voice 2019年11月号
今月号の読みどころ
「戦後最悪」とまで語られる日韓関係のみならず、いまや米韓関係の悪化まで囁かれている。東アジアの秩序、そして平和は守られるのか。中西輝政、鈴置高史、崔碩栄、宮崎正弘、戸堂康之、マイケル・オースリンの各氏が争点を分析。北朝鮮と中国という「真の脅威」を前に、私たちは日韓関係において何を意識すべきか、切々と訴えかける中西氏の言葉はあまりに重い。特集では、河合雅司氏と荻原博子氏が「増税後の日本経済」を解説。また、巻頭には柳井正氏の特別論考「令和の現実を視よ」を掲載。大島理森衆議院議長の特別インタビューも必読だ。
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今月号の目次
総力特集:日米韓の断層
韓国を「敵陣営」に回してよいのか |
中西輝政 |
44p |
「米韓同盟消滅」から目を逸らすな |
鈴置高史 |
58p |
反日感情の裏側と北朝鮮ファースト |
崔 碩栄 |
66p |
指導者なき香港市民の暴発 |
宮崎正弘 |
74p |
サプライチェーンへの余波を想定せよ |
戸堂康之 |
82p |
自衛隊増強で「アジアの終わり」を防げ |
マイケル・オースリン |
92p |
特集:増税後の日本経済
「全世代型社会保障改革」への違和感 |
河合雅司 |
104p |
消費税10%時代の暮らしの守り方 |
荻原博子 |
112p |
連載 ほか
政治家は「半歩先の責任感」をもて |
大島理森 |
120p |
ニュータイプの中小企業 |
山口 周 |
128p |
地方で育む起業家精神とアート |
大森雅夫&石川康晴 |
136p |
新時代ビジョン研究会 人間とチンパンジーを分けるもの |
長谷川眞理子 |
146p |
二十一世紀「左翼」盛衰史 |
綿野恵太 |
156p |
「アジアのリーダー都市」への挑戦(下) 福岡市成長の壁はトンネルで突き破れる |
八田達夫 |
164p |
安倍政権に残された課題 |
フィリップ・リプシー |
204p |
歴史秘話 チャンドラ・ボースと日本軍、インド独立の「新たな絆」 |
岡部 伸 |
214p |
特別寄稿 令和の現実を視よ |
柳井 正 |
18p |
ウェルビーイングとは何か〈2〉 妥当な測定法の追求 |
石川善樹 |
196p |
短期集中連載 「野球危機」は真実か〈終〉 国際化への課題 |
喜瀬雅則 |
224p |
反EUの現場を歩く〈4〉 ポピュリズムに傾倒したイタリアのツケ |
宮下洋一 |
184p |
ニッポン新潮流〈歴史論争〉 孫文のロンドン監禁事件~その二~ |
渡辺惣樹 |
34p |
ニッポン新潮流〈政治外交〉 サウジ石油施設攻撃と好戦的な文民 |
三浦瑠麗 |
36p |
ニッポン新潮流〈現代社会〉 大規模長期避難への無自覚 |
開沼 博 |
38p |
ニッポン新潮流〈日本文化〉 日本刀と現代アート |
舘鼻則孝 |
40p |
西南、南西、テレビ風37 ラジオの「音」の魅力 |
結城豊弘 |
42p |
首長の力量 徹底した「改革マインド」で熊本を再生させる |
大西一史 |
233p |
著者に聞く 『ロス男』 |
平岡陽明 |
238p |
巻頭言〈第23回〉 曲がり角に来た?日本の外交安保政策 |
宮家邦彦 |
15p |
私日記〈第238回〉 謝る資格 |
曽野綾子 |
26p |
文明之虚説〈第23回〉 受動喫煙防止法 |
渡辺利夫 |
246p |
東京の聖地〈4〉 日本青年館 |
写真・文/岡本亮輔 |
1p |
土木を撮る〈19〉 神子元島灯台 |
写真・文/西山芳一 |
8p |
令和の撫子〈6〉 舞書家Chad. |
撮影/キムラタカヒロ |
11p |
Voiceブックス 編集者の読書日記 |
242p |
|
Voiceシネマ 編集者の映画三昧 |
243p |
|
Voiceレター 読者の感想&意見 |
244p |
Voice とは
月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。