雑誌
Voice 2019年12月号
今月号の読みどころ
9月末に令和最初の「防衛白書」が発表された。東アジアが混迷をきわめるなかで、あらゆる面から「国防」という最重要テーマに向きあう必要がある。「専守防衛」の運用を再考せよ、と語る第五代統合幕僚長・河野克俊氏と村田晃嗣氏の対談をはじめ、日本の防衛戦略を広義で捉え直す総力特集となっている。特集は「混迷の文在寅政権」。あらためて韓国という国の本質に目を向ける意味で、韓国で編著『反日種族主義』がベストセラーとなっている李栄薫氏と洪ヒョン氏の対談は必読だ。巻頭には38年ぶりのローマ教皇来日を直前に控え、カトリック教会の前田万葉枢機卿と湯崎英彦広島県知事の対談を掲載。
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今月号の目次
総力特集:新時代の防衛戦略
「専守防衛」を再考せよ |
河野克俊&村田晃嗣 |
44p |
「歴史の忘却」が東アジアを救う |
井上寿一 |
54p |
令和最初の「防衛白書」を検証する |
潮 匡人 |
62p |
防衛産業を停滞させるのは誰だ |
児玉 博 |
70p |
中東撤退が示す米国の「頼りなさ」 |
杉田弘毅 |
78p |
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米中の冷戦は長期化する |
ニーアル・ファーガソン |
86p |
特集:混迷の文在寅政権
低級な物質主義を克服せよ |
李 栄薫&洪ヒョン |
96p |
現実を視ぬ韓国、過信に陥る日本 |
小倉紀蔵 |
106p |
韓国政府系紙、若手の反乱 |
下川正晴 |
114p |
日中に「挟撃」される韓国経済 |
大原 浩 |
122p |
連載 ほか
SDGsは「日本の心」 |
門川大作&蟹江憲史 |
130p |
「メルケル後」の混沌とEUの危機 |
三好範英 |
140p |
公平な税制とは何か |
ケネス・シーヴ |
148p |
ルポ香港 米中「代理戦争」の主戦場 |
福島香織 |
158p |
カザフスタン 「アジア作家フォーラム」から見たニッポン |
早坂 隆 |
220p |
広島から「赦し合い」の精神を |
前田万葉&湯﨑英彦 |
18p |
新連載 鏡の中のアメリカ〈1〉 プロローグ |
先崎彰容 |
166p |
ウェルビーイングとは何か〈3〉 サードエイジ世代の台頭 |
石川善樹 |
195p |
短期集中連載 デジタルチャイナ体験記〈1〉 潜入! アリババのホテル |
西谷 格 |
210p |
反EUの現場を歩く〈5〉 人権大国フランスの動揺 |
宮下洋一 |
184p |
迷惑はお互いさま―たばこと「よく生きる」 |
村山由佳 |
202p |
ニッポン新潮流〈歴史論争〉 平敦盛と歴史修正主義 |
渡辺惣樹 |
34p |
ニッポン新潮流〈政治外交〉 クルド人を見捨てたトランプの孤立主義 |
三浦瑠麗 |
36p |
ニッポン新潮流〈現代社会〉 「想定内」の被害への対処法 |
開沼 博 |
38p |
ニッポン新潮流〈日本文化〉 アートと政治の微妙な関係 |
舘鼻則孝 |
40p |
西南、南西、テレビ風38 テレビ番組のイノベーション |
結城豊弘 |
42p |
令和の事業家 「人間の尊厳」を守る学習支援 |
安田祐輔 |
228p |
首長の力量 児童相談所は明石の誇り |
泉 房穂 |
233p |
著者に聞く 『AI救国論』 |
大澤昇平 |
238p |
巻頭言〈第24回〉 日米同盟を「当然視」するな |
宮家邦彦 |
15p |
私日記〈第239回〉 小銭の壷 |
曽野綾子 |
26p |
文明之虚説〈第24回〉 秋田智司君のこと |
渡辺利夫 |
246p |
東京の聖地〈5〉 東京大神宮 |
写真・文/岡本亮輔 |
1p |
土木を撮る〈20〉 新区界トンネル 霊山トンネル |
写真・文/西山芳一 |
6p |
令和の撫子〈7〉 北澤里佳 |
撮影/遠藤 宏 |
9p |
Voiceブックス 編集者の読書日記 |
242p |
|
Voiceシネマ 編集者の映画三昧 |
243p |
|
Voiceレター 読者の感想&意見 |
244p |
Voice とは
月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。