Voice
発売日
2019年12月10日
税込価格
840円
(本体価格764円)
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Voice 2020年1月号

今月号の読みどころ

いよいよ2019年も残りわずか。自国開催の五輪・パラリンピックが控え、また世界に目を向ければ11月にアメリカ大統領選が行なわれる2020年、わが国が直視すべき課題とは何か。今回、外交・観光・企業・地方・教育・災害という六つのテーマにおける「大問題」を、山内昌之氏をはじめとした六氏に論考いただいた。日本列島は2019年も多くの水害に見舞われたが、甚大な被害から立ち上がろうとしている千葉市の熊谷俊人市長が語る新時代の災害対策とは――。特別企画は「『香港・台湾』最前線」。混迷を極める香港と、2020年1月に総統選を控える台湾の「いま」を届ける。巻頭には、養老孟司と棋士の羽生善治氏による新春対談を掲載。
公式サイト

今月号の目次

総力特集:日本列島の大問題
【外交】
中東への関与、韓国への不関与
山内昌之
44p
【観光】
宿泊税は「魔法の杖」ではない
飯田泰之
58p
【企業】
流動性がもたらす「創造と破壊」
清水 洋
66p
【地方】
列島改造から列島回復へ
井上岳一
74p
【教育】
国語記述式試験導入を中止せよ
紅野謙介
82p
【災害】
災害経験の「活用」こそ被災者の願い
熊谷俊人
90p
特別企画:「香港・台湾」最前線
「大学戦争」の敗北とウイグル化の危機
福島香織
98p
米中対立下の台湾総統選
小笠原欣幸
106p
全体主義と闘う映画
瀬戸川宗太
116p
連載 ほか
目に見えない聖書
佐藤 優&宮下規久朗
122p
活動弁士がいた時代
周防正行
132p
高齢者の「自立」へ――大阪府大東市の挑戦
猪瀬直樹
140p
デジタルトラスンスフォーメーションの挑戦
湯崎英彦
148p
宇宙に「知性」は存在するか
ジョナサン・B・ロソス
156p
海賊だって人間だ
木村 清
204p
ポピュリストの人心掌握術
ターリ・シャーロット
210p
新春対談
最善手の見つけ方
養老孟司&羽生善治
18p
新連載 鏡の中のアメリカ〈2〉
歴史のなかへ――旧グランドホテル前にて
先崎彰容
166p
ウェルビーイングとは何か〈4〉
日本的なるウェルビーイング
石川善樹
197p
短期集中連載 デジタルチャイナ体験記〈2〉
強行! デジタルショップツアー
西谷 格
218p
反EUの現場を歩く〈6〉
混迷深まるブレグジットの最前線
宮下洋一
184p
第28回山本七平賞 受賞作
冨田浩司『マーガレット・サッチャー』

227p
ニッポン新潮流〈歴史論争〉
『解体新書』扉絵の謎
渡辺惣樹
34p
ニッポン新潮流〈政治外交〉
GSOMIA騒動と米国の手綱の緩み
三浦瑠麗
36p
ニッポン新潮流〈現代社会〉
アートの「悪しき公共事業」化
開沼 博
38p
ニッポン新潮流〈日本文化〉
日本人と死生観
舘鼻則孝
40p
西南、南西、テレビ風39
メディアの本懐
結城豊弘
42p
令和の事業家
カントリーマネージャーとして働く
松本千尋
234p
著者に聞く
「青春のその後」の物語
又吉直樹
238p
巻頭言〈第25回〉
防衛費を増額し、抑止力を高めよ
宮家邦彦
15p
私日記〈第240回〉
土垂れ芋の秋
曽野綾子
26p
文明之虚説〈第25回〉
土屋高徳さんのこと
渡辺利夫
246p
東京の聖地〈6〉
福徳神社
写真・文/岡本亮輔
1p
土木を撮る〈21〉
旧・船戸川橋
写真・文/西山芳一
8p
令和の撫子〈8〉
長井多葉紗
撮影/キムラタカヒロ
11p
Voiceブックス
編集者の読書日記

242p
Voiceシネマ
編集者の映画三昧

243p
Voiceレター
読者の感想&意見

244p

Voice とは

 月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。