雑誌
歴史街道 2017年10月号
今月号の読みどころ
城を訪れる観光客数は増え続けており、「城めぐり」がブームとなっています。今年4月には「続日本100名城」が発表され、このブームはまだまだ続きそうです。そこで今号では、「城」という切り口から、戦国史を捉え直す特集を組みました。戦国時代には、城を舞台に武将たちが存亡をかけた、数々の戦いがありました。また、戦さのための城から権力誇示や領国経営のための城へと、城自体も大きく進化を遂げました。本特集では、写真やイラストを用いて城そのものの魅力を紹介するとともに、城を入り口にして、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康をはじめとする戦国大名たちの物の見方・考え方や、月山富田城、岩屋城、岐阜城などでの、歴史の流れを決定づけた籠城戦の真相に迫ることで、これまでとは違った戦国時代を浮かび上がらせます。特集2は、「陸軍の至宝・永田鉄山」です。
公式サイト | ![]() |
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城装束 |
黒鉄ヒロシ |
3p |
この人に会いたい vol.129 |
向井 理 |
7p |
特集1 「城」と戦国史 男たちの攻防
【信長・秀吉・家康】天下人になれた真の理由は、ここにあった! |
安部龍太郎 |
14p |
ビジュアル1 今、城めぐりは「VR」がトレンド! |
20p |
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西洋と徹底比較! 日本の城はこんなに凄かった |
千田嘉博 |
22p |
【特別インタビュー 私の城の愉しみ方】 周りをジョギングし、気に入った風景を見つける |
石原良純 |
28p |
【特別インタビュー 私の城の愉しみ方】 忍者や足軽の視点で侵入の仕方を考える |
ロバート 山本 博 |
28p |
ビジュアル2 これだけは知っておきたい「城の基礎知識」 |
30p |
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ビジュアル3 名将・上杉謙信の春日山城鳥瞰図 |
32p |
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読み物 ◎歴史の流れを決定づけた籠城戦 【月山富田城】二十年前の因縁を越えて、中国の覇者へ |
高橋直樹 |
34p |
ビジュアル4 城郭史の常識を覆す発掘調査 |
40p |
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読み物 ◎歴史の流れを決定づけた籠城戦 【岩屋城】島津の野望を打ち砕いた「武人の誇り」 |
矢野 隆 |
42p |
コラム1 各地の城に残る「人柱伝説」 |
48p |
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読み物 ◎歴史の流れを決定づけた籠城戦 【岐阜城】関ケ原前夜、織田家最後の大いくさ |
谷津矢車 |
49p |
コラム2 死者、神、猫…城主を悩ませた「祟り」 |
55p |
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北条氏の国家ビジョンは「城」に具現化された |
伊東 潤 |
56p |
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エース・パイロットの夢のあと 追憶のラバウル 前編 |
写真・文 井上和彦 |
64p |
AKB48と学ぶ! 四十七都道府県 この偉人を知っている? 最終回 中部〈後編〉 |
河合敦×太田奈緒 |
70p |
特集2 この男を知らずして昭和史は語れない 陸軍の至宝・永田鉄山
彼の切なる想いが、昭和陸軍の流れを決めた |
川田 稔 |
78p |
コラム 非業の死が日本の運命を変えた |
83p |
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ビジュアル 政治家、官僚、宮中…永田を取り巻く男たち |
84p |
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英米の総力戦体制をモデルに、希求し続けたもの |
森 靖夫 |
86p |
理知的なイメージに隠された意外な素顔 |
早坂 隆 |
90p |
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日本大空襲 「無差別戦略爆撃」の真実 第6回 焼夷弾による絨毯爆撃の開始 |
吉田一彦 |
94p |
連載小説 果てなき図面 帝国ホテル建築物語 第10回 田園の章 |
植松三十里 |
100p |
「歴史街道」伝言板 |
110p |
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BOOKS・CINEMA |
112p |
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この著者に注目! 一ノ瀬俊也 |
114p |
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世界で最初に「農業協同組合」をデザインした男 大原幽学が説いた「助け合い」の精神 |
童門冬二 |
115p |
年間購読のご案内 |
123p |
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アンダルシアに「断崖の都市」と「岩塊の村」を訪ねて |
田中次郎 |
124p |
歴史街道脇本陣 |
133p |
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歴史街道・ロマンへの扉 大阪天満宮 |
林 宏樹 |
136p |
女子高生女優・北村優衣がゆく! 老舗の「味」と「歴史」を体験レポート 第7回 東洋軒 |
138p |
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次号予告! |
142p |
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廃線をたどる 第3回 長野編 |
写真・文 丸田祥三 |
143p |
歴史街道 とは
「いま、歴史がおもしろい」
歴史は過去の人物や出来事を取り上げるとはいえ、現代の人びとに役立たなければ意味がありません。また、歴史は本来、そんなに堅苦しく難しいものではなく、もっと身近で楽しいものであるはずです。そして何より、人間を知り、時代の流れを知る上で、歴史ほど有益な参考書はありません。そこで『歴史街道』は、現代からの視点で日本や外国の歴史を取り上げ、今を生きる私たちのために「活かせる歴史」「楽しい歴史」をビジュアルでカラフルな誌面とともに提供します。いわば、新しいタイプの歴史雑誌といえるでしょう。