歴史街道
発売日
2018年10月6日
税込価格
693円
(本体価格630円)
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歴史街道 2018年11月号

今月号の読みどころ

今月の特集1は、「伊達政宗と秀吉・家康」です。
国際情勢しかり、ビジネスの世界しかり、またあらゆる組織にも言えることですが、後から成長してきた者は必ず、ある段階で大きな“壁”にぶつかります。
そうした時、その壁とどのように対峙し、生き残りを図るのか――。
戦国時代後半に、東北地方で急速に版図を広げた「独眼竜」伊達政宗。彼にとって大きな壁となったのが二人の天下人、豊臣秀吉と徳川家康です。
本特集では、伊達政宗がどのように急成長を遂げたのか、秀吉・家康をいかに乗り越えようとしたのか、そのときどんな想いを抱いていたのか、そして乗り越えることが難しい時、どのような選択をして家と誇りを守ったのかに迫ります。
そこには、現代を生きるわれわれにとっても、ヒントがあるのではないでしょうか。
特集2は、大河ドラマ『西郷どん』で笑福亭鶴瓶さんが演じて話題の、岩倉具視を取り上げています。
巻頭グラビアは、映画『散り椿』主演の岡田准一さん。
特別企画は、「島原の乱と天草四郎」です。世界史の中でこの乱を位置づけると、どんなことが見えてくるのか……是非ご一読ください。


公式サイト
今月号の目次
秀吉も家康も政宗も、そして貴方も僕も
黒鉄ヒロシ
3p
この人に会いたい
vol.142
岡田准一
7p
特集1 伊達政宗と秀吉・家康 二人の天下人に挑んだ独眼竜
【対秀吉】小田原攻め、葛西大崎一揆、豊臣秀次事件…
存亡の危機の連続! なぜ活路を切り拓くことができたのか
小和田哲男
14p
ビジュアル1
天下人二人への「挑戦の軌跡」

20p
【対家康】関ケ原、遣欧使節、謀反の噂… 
息詰まる心理戦! それは、死ぬ間際まで続いていた
平川 新
22p
ビジュアル2 
鳥瞰図でわかる仙台城

28p
コラム 
幼き日の独眼竜、何が彼を変えたのか

30p
人取橋の合戦
父の弔い合戦のはずが…窮地でも揺るがなかった「自信」
岩井三四二
32p
摺上原の合戦
宿敵・蘆名を破った“乾坤一擲の大勝負”
佐藤巖太郎
38p
【謎に迫る】小田原参陣前、弟・小次郎を殺してはいなかった!?
佐藤憲一
44p
東北の関ケ原
天下三分の計、大乱の中で抱いた野望は…
近衛龍春
50p
マーケティングのカリスマが分析 
創業者は父・輝宗、では二代目の政宗は…
神田昌典
56p
特集をもっと知るための本

60p
特集2 岩倉具視の真実
総論 
日本人離れした「鉄の意志」を持った政治家
中西輝政
116p
政治の表舞台に上るはずのない男の「宿願」が叶う時
秋山香乃
124p
特別企画 島原の乱と天草四郎
Q&A 知っているようで知らない「原因」「経過」「影響」
大橋幸泰
84p
それは、世界的な反ローマ・カトリック教会戦争の一環だった
荒山 徹
92p
ブックガイド 天草四郎はどのように描かれてきたのか
細谷正充
96p
連載 ほか
歴史こぼれ話 日本海海戦と戦艦三笠
第二回 造船の町に遺る日英の絆

61p
直木賞作家が語る「縄文」の魅力
荻原 浩
62p
水戸藩・徳川斉昭が「弘道館」に託した想いとは
永井 博
66p
「動物」と「歴史」の意外な関係
第一二回 魚(前編)
菅井友香 丸山克志
72p
池波正太郎の江戸を食べ歩く
第三回 銀座 天國〈天丼〉
山口恵以子
77p
年間購読のご案内

81p
海軍中堅幹部が語り合った 「400時間の記録」から見えてくるもの
戸高一成
100p
連載小説 月と日の后
第七回 望月の章
冲方 丁
104p
「歴史街道」伝言板

110p
BOOKS・CINEMA

112p
この著者に注目!
武内涼

114p
これだけは知っておきたい!
“史上最悪”インパール作戦の基礎知識
平塚柾緒
130p
歴史街道・ロマンへの扉
大阪市中央公会堂
林 宏樹
136p
インスタントラーメンの父・安藤百福ってどんな人!?
榊原清則
138p
次号予告!

142p
歴史街道脇本陣

143p
〈城紀行〉戦国の風
第三回 小谷城◎もののふ達が眠る聖域
写真・文 畠中和久
146p

歴史街道 とは

「いま、歴史がおもしろい」
 歴史は過去の人物や出来事を取り上げるとはいえ、現代の人びとに役立たなければ意味がありません。また、歴史は本来、そんなに堅苦しく難しいものではなく、もっと身近で楽しいものであるはずです。そして何より、人間を知り、時代の流れを知る上で、歴史ほど有益な参考書はありません。そこで『歴史街道』は、現代からの視点で日本や外国の歴史を取り上げ、今を生きる私たちのために「活かせる歴史」「楽しい歴史」をビジュアルでカラフルな誌面とともに提供します。いわば、新しいタイプの歴史雑誌といえるでしょう。