雑誌
歴史街道 2024年3月号
今月号の読みどころ
明治37年(1904)2月の日露開戦から120年ということで、今月の特集1は、〈二〇三高地・120年目の真実――日露戦争の分岐点〉です。
日露戦争における旅順の戦いと二〇三高地をめぐる攻防は、激戦として語り継がれています。そもそもなぜ、その地が焦点となり、そして、乃木希典率いる第三軍は、いかに戦ったのでしょうか。本特集では、改めてそれらを検証してみました。
特集2は、〈秀吉を支えた名将・豊臣秀長〉。
兄・秀吉の補佐役として広く認知されている秀長ですが、その人物像や残した事績については、意外と知られていません。果たして、いかなる武将だったのでしょうか。その素顔に迫ります。
特別企画は、〈大奥暮らしの24時間〉。
将軍と御台所、そのほかごく限られた人しか立ち入りできなかった大奥。庶民とは隔絶された世界で、彼らはどんな一日を過ごしていたのでしょうか。秘められた世界をご紹介します。
日露戦争における旅順の戦いと二〇三高地をめぐる攻防は、激戦として語り継がれています。そもそもなぜ、その地が焦点となり、そして、乃木希典率いる第三軍は、いかに戦ったのでしょうか。本特集では、改めてそれらを検証してみました。
特集2は、〈秀吉を支えた名将・豊臣秀長〉。
兄・秀吉の補佐役として広く認知されている秀長ですが、その人物像や残した事績については、意外と知られていません。果たして、いかなる武将だったのでしょうか。その素顔に迫ります。
特別企画は、〈大奥暮らしの24時間〉。
将軍と御台所、そのほかごく限られた人しか立ち入りできなかった大奥。庶民とは隔絶された世界で、彼らはどんな一日を過ごしていたのでしょうか。秘められた世界をご紹介します。
公式サイト | ![]() |
---|
特集1 二〇三高地・120年目の真実 日露戦争の分岐点
【総論】新解釈から見た日露戦争と旅順攻防戦 |
小林道彦 |
14p |
「戦略」で読み解く――なぜ、二〇三高地が焦点となったのか |
大木 毅 |
22p |
死闘に次ぐ死闘…第三軍、旅順要塞に挑む 【前編】早期の攻略を求められ、二度の総攻撃へ 【後編】運命の攻略目標変更! その決断の末に… |
松田十刻 |
28p |
乃木司令部の作戦指揮はどう評価すべきなのか |
瀬戸利春 |
38p |
攻略の切り札として投入された“第七師団”とは |
渡辺浩平 |
44p |
三十年式歩兵銃、二十八糎榴弾砲、気球…陸戦で活躍した兵器 |
吉野泰貴 |
48p |
ビジュアル1 二〇三高地への道のりとその後の戦い |
20p |
|
ビジュアル2 映画『ゴールデンカムイ』にみる激戦 |
54p |
特集2 秀吉を支えた名将 豊臣秀長
【総論】「兄の分身」として生きた天下統一の功労者 |
小和田哲男 |
104p |
先行きへの不安、ありし日の思い出…最期に抱いた思い |
谷津矢車 |
110p |
特別企画 大奥暮らしの24時間
【御台所編】身支度も食事も大がかりで、時には息抜きも |
安藤優一郎 |
70p |
【将軍編】お相手選びも床入りも、そう簡単ではなかった |
安藤優一郎 |
76p |
連載ほか
この人に会いたい vol.199 |
小芝風花 |
7p |
日本屈指の巨大山城! 向羽黒山城ものがたり 最終回 |
原作:今川美玖 漫画:吉田健二 |
116p |
漫画家に聞く! 第17回 相田裕 妖刀を求める不死の少女と元武士の明治浪漫譚 |
66p |
|
大日の使徒 ザビエルとヤジロウ 第7回 |
川越宗一 |
82p |
特別グラビア |
ムロツヨシ&永山瑛太 |
56p |
弥生時代に思いを馳せて… 青谷上寺地遺跡の魅力に迫る |
61p |
|
冠帽具から自由な髪型へ 男性頭部の変遷にまつわる意外な歴史 |
佐多芳彦 |
97p |
教育者、経営者としても…京都の蘭方医・新宮凉庭の生涯 |
今川美玖 |
122p |
空から味わう日本の名城 第6回 備中松山城 |
写真・文 畠中和久 |
130p |
歴史街道伝言板 |
92p |
|
BOOKS・CINEMA |
94p |
|
この著者に注目! 今尾恵介 |
96p |
|
ふるさとの先人×SDGs~嚶鳴だより 第16回 山村蘇門の顔 |
120p |
|
歴史街道脇本陣 |
127p |
|
年間購読のご案内 |
124p |
|
読者アンケートのご案内 |
125p |
|
次号予告! |
126p |
|
乃木の偽の疑の欺の議、について |
黒鉄ヒロシ |
3p |
歴史街道 とは
「いま、歴史がおもしろい」
歴史は過去の人物や出来事を取り上げるとはいえ、現代の人びとに役立たなければ意味がありません。また、歴史は本来、そんなに堅苦しく難しいものではなく、もっと身近で楽しいものであるはずです。そして何より、人間を知り、時代の流れを知る上で、歴史ほど有益な参考書はありません。そこで『歴史街道』は、現代からの視点で日本や外国の歴史を取り上げ、今を生きる私たちのために「活かせる歴史」「楽しい歴史」をビジュアルでカラフルな誌面とともに提供します。いわば、新しいタイプの歴史雑誌といえるでしょう。