雑誌
増刊号
月刊誌PHP増刊号 2012年9月号
今月号の 読みどころ |
1947年に創刊された『PHP』誌は、2012年に創刊65周年を迎えました。この間、『PHP』誌に掲載されたエッセイ、読者体験談、ドキュメントの中には、その時代を生きる上での知恵にとどまらず、苦難・困難に立ち向かう人たちへの普遍的なメッセージが多く含まれていました。幸福とは何でしょうか? 現代は「幸せ=物質的な豊かさ」に代わる幸福の明確な尺度が見出せていない時代。幸福の尺度が揺れ動き、心の拠り所を探している時代といえるのではないでしょうか。編集部では、『PHP』誌に掲載された記事の中から、『PHPアーカイブスVol.3』のテーマに合う記事を選ぶ作業を進めました。選び出したご投稿には、母親の「無償の愛」や、病弱だった息子の成長の記録など、日常のごく身近なところにある幸福感が描かれていました。50年近く前の記事を今読み返しても、人々が感じる幸せというものは普遍的なのかもしれません。好評いただいた第一弾『私を支えた一言』、第二弾『私を勇気づけた言葉』に続く第三弾では、我々にとっての幸せとはなにか、いい人生を生きるためにどうすればいいのか、衆知を集め、考えるヒントを今の時代の人々にお届けいたします。 |
---|
目次(画像)
今月号の目次
アーカイブスインタビュー よく生きるために大切なこと |
渡辺和子 | 6p |
幸せになるための努力の方向 | 加藤諦三 | 12p |
いい人生を生きる~幸せはどこにある?
確たる幸福観をもて | 遠藤周作 | 24p |
人生至上の幸福は? | やなせたかし | 29p |
自分をものにする喜び | 武者小路実篤 | 32p |
一歩はなれて | 吉沢久子 | 34p |
何もしなければ道に迷わないけれど | 阿久 悠 | 37p |
いい人生を生きる~心を豊かにするヒント
心の扉を開けば | みなみらんぼう | 60p |
欲張りな夢 | 松原惇子 | 63p |
野球を捨てたら何が残る! | 衣笠祥雄 | 66p |
ひたむきに、あなたを生きて― | 落合恵子 | 69p |
何を持つかではなく、何をしたか | 加賀乙彦 | 72p |
夫がくれるいたわりの言葉 | 仁科克子 | 76p |
いい人生を生きる~生きる
母とコロッケ | 門倉清次郎 | 42p |
生命の輝き | 山内美恵子 | 46p |
投げつけられた通帳 | 北川 誠 | 50p |
娘と私 | 東 紀子 | 80p |
熱い両手 | 草宮祐宏 | 84p |
後悔しない人生 | 平井美保子 | 100p |
卒業証書 | 相沢 弘 | 104p |
幸福の黄色いお弁当箱 | 外舘和子 | 108p |
いい人生を生きる~松下幸之助
PHPのことば 幸福の意義 |
松下幸之助 | 15p |
幸福について | 松下幸之助 | 16p |
思うまま感ずるまま 幸福と不幸 |
松下幸之助 | 54p |
特別企画 ぼくの青春 スポーツ・映画・音楽… |
加山雄三 | 88p |
懐かしの読み物 手袋をさがす |
向田邦子 | 114p |
アーカイブス談話室 | 98p | |
『PHP』の価格史 | 112p |
PHP誌とは
『PHP』誌は、PHPの考え方を広く世に伝えるための、いわば機関誌であり、PHP研究所設立とともに創刊されました。『PHP』では、人間とは何か、真に豊かな人生とは何か、幸福とは何か、といった、いつの時代にも変わらぬ人類普遍のテーマである「生き方」について、身近な角度からとりあげています。多くの方々の体験にもとづく貴重な意見・提言をもとに、物の見方・考え方についてのヒントを小・中学生からお年寄りまで多くの読者とともに考える広場になっています。