雑誌
増刊号
月刊誌PHP増刊号 2013年5月号
今月号の 読みどころ |
1947年に創刊された『PHP』誌は、昨年2012年に創刊65周年を迎えました。この間、『PHP』誌に掲載されたエッセイ、読者体験談、ドキュメントの中には、その時代を生きる上での知恵にとどまらず、苦難・困難に立ち向かう人たちへの普遍的なメッセージが多く含まれていました。著名人の座右の銘に本人の解説を添えて掲載する連載は、1964年、「この人のこのことば」として始まりました。1972年に「こころにひびくことば」と題名を変え、50年近く経った今なお、人気企画として続いています。宗教者や先人の重みのある「ことば」から生き方の指針を見出したり、恩師や周囲の方にかけていただいた温かい「ことば」に、生きる希望や元気がわいてくることがあります。また、何十年前にいわれた「ことば」を忘れず、ことあるごとに思い出すこともあるのです。こうした「ことば」は、先行きが不透明で不安を抱きがちな現代を生きる多くの方々にとっても勇気づけとなり、また人生を歩む上で参考となるのではないでしょうか。この『PHPアーカイブス特別保存版 心に響く一〇〇の言葉』では、『PHP』誌上に記した、時代を生き抜く知恵の「ことば」百篇を厳選して紹介します。 |
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目次(画像)
今月号の目次
宗教のことば―心穏やかに生きる秘訣
唯これ平常無事 | 柴山全慶 | 10p |
愛語好く回天の力あり | 関 牧翁 | 12p |
初心不忘 | 大西良慶 | 14p |
自信がないのではない 自信がもてる迄 努力しないのである | 小笠原英法 | 16p |
煩悩にまなこさえられて 摂取の光明みざれども 大悲ものうきことなくて つねにわが身をてらすなり | 大谷光照 | 18p |
道心 | 山田惠諦 | 20p |
我、すべてを委ね奉る | 遠藤周作 | 22p |
一隅を照らす、此れ則ち国宝なり | 池坊専永 | 24p |
よきひとのおおせ | 花岡大学 | 26p |
ホォ | 清水公照 | 28p |
〝正しい事〟を行なうものを天は必ず生かし給う | 大森曹玄 | 30p |
独居如接客 接客如独居 | 秋山庄太郎 | 32p |
何事につけあわてんようにしなはれや | 立花大亀 | 34p |
日日是好日 | 戸板康二 | 36p |
聞法因縁五百生 同席対面五百生 | 坂村真民 | 38p |
労する者 重荷を負ふ者 我に来れ | 星野富弘 | 40p |
あゆは瀬にすむ、鳥は木にとまる、人は情けの下にすむ。 | 梶 妙壽 | 42p |
先人のことば―生きる知恵を学ぶ
大丈夫 | 嘉納履正 | 46p |
すぐれて深きこと | 小林秀雄 | 48p |
叶うはよし 叶いたがるはあしし | 千 宗室(十五代目) | 50p |
人間だけが尊いのであって、対立する考え方が尊いのではない。 | 東山魁夷 | 52p |
不易・流行 | 山口華楊 | 54p |
勇気 | 源氏鶏太 | 56p |
Ask not what your country will do for you―ask what you can do for your country. | 井深 大 | 58p |
初心忘るべからず | 観世栄夫 | 60p |
なんじの道を進め、そして人々をして語るに委せよ! | 蜷川幸雄 | 62p |
もし茨の道を踏まねばならぬものなら、もとより踏むもよいが踏まずにすむものなら、みだりに踏むべきでない。 | 兼高かおる | 64p |
一生を終えてのちに残るのは、われわれが集めたものではなくて、われわれが与えたものである | 三浦綾子 | 66p |
世の中は地獄の上の花見かな | 篠田正浩 | 68p |
「(物語は)神代より世にあることを、記しおきけるななり。日本紀などは、ただかたそばぞかし」 | 田辺聖子 | 70p |
一日一生 | 山本七平 | 72p |
仕事が楽しみならば人生は極楽 仕事が義務なら人生は地獄だ | 田沼武能 | 74p |
僧に似て塵あり、俗に似て髪なし | 山折哲雄 | 76p |
「サヨナラ」ダケガ人生ダ | 今村昌平 | 78p |
今の私は、これまでに出会ったものすべての賜物である | 日野原重明 | 80p |
薔薇ノ木ニ 薔薇ノ花サク。ナニゴトノ不思議ナケレド。 | 加藤道子 | 82p |
四十九年夢中酔 一生栄輝一杯酒 | 津本 陽 | 84p |
なろう なろう あすなろう 明日は檜になろう | 藤子不二雄A | 86p |
幸も不幸もない。要は心の持ち方一つなのだ。 | 斎藤茂太 | 88p |
日々のことば―私を勇気づけてくれた一言
救い | 小野竹喬 | 92p |
生命をたいせつに | 東山千栄子 | 94p |
雑草を愛づる | 金子光晴 | 96p |
自然尊重 | 荒川豊蔵 | 98p |
わたしは、山川草木など自然の姿を習字の手本にした | 入江泰吉 | 100p |
歌と共に死んで行く | 淡谷のり子 | 102p |
「ハブ ア ナイス デイ」 | 糸川英夫 | 104p |
草々は呼びかわしつつ枯れてゆく | 木下恵介 | 106p |
本当に思っていないんだ | 桂 米朝 | 108p |
時流を超えて 新旧のことを学ぶように | 平山郁夫 | 110p |
勤勉努力は凡を非凡にする | 上村松篁 | 112p |
自分で自分を楽しませるすべを知ってる人間ほど強い | 小森和子 | 114p |
スランプとの上手な共存 | 市川 崑 | 116p |
「戦争に勝った者はいません。どちらの側の人々も、長い年月にわたって代償を支払うのです」 | 澤地久枝 | 118p |
心に早春の花を咲かせて | 米山京子 | 120p |
商いは、飽きないから生ず…… | 桂 小文枝 | 122p |
「生きるんだ、お前は親ではないか」 | 藤原てい | 124p |
討ち入りより昼行燈が幸せだ。 | 三浦朱門 | 126p |
「いいですよオ~ いいですよオ~」 | 加藤芳郎 | 128p |
真理は偉大なる誤謬である | 毛利 衛 | 130p |
青春時代にしかできないことがある | 君原健二 | 132p |
赤子の目 | 上村淳之 | 134p |
魂のことば―元気と希望がわいてくる
石ころゴロゴロたりとも | 草野心平 | 138p |
器用がついて来ていた | 平櫛田中 | 140p |
困難をさけるな、困難は君のチャンスだ | 森繁久弥 | 142p |
強く やさしく | 土門 拳 | 144p |
無欲の欲 | 松本幸四郎(八代目) | 146p |
手に職を | 松本清張 | 148p |
どんな悲しい涙でもいつかは乾くときがくる | ミヤコ蝶々 | 150p |
泳心一路 | 古橋廣之進 | 152p |
洗心 | 長嶋茂雄 | 154p |
思いたつ日が吉日 | 木村尚三郎 | 156p |
先生はいつまでも必要 | 森下洋子 | 158p |
エラクナッチャイケナイ ミットモナイ | やなせたかし | 160p |
一生修行 一生青春 | 中村鴈治郎(坂田藤十郎) | 162p |
世の中で一番楽しく立派なことは一生涯を貫く仕事をもつことである | 友竹正則 | 164p |
希望は人生の宝 | 森口華弘 | 166p |
見えるものを見ず 見えぬものを見よ | 美輪明宏 | 168p |
気を使うより身を使え | 大山のぶ代 | 170p |
人生のことば―心豊かに生きるために
Prosperity versus Poverty | 鈴木大拙 | 174p |
生命の活用 | 山岡荘八 | 176p |
よい顔を作る | 山田無文 | 178p |
真の友情は精神の厳しい緊張関係の上にのみ成り立つ | 木下順二 | 180p |
積みへらし人生 | 岡本太郎 | 182p |
やがて君も世界へ | 三浦雄一郎 | 184p |
誰が選んでくれたんでもない 自分で選んで歩き出したみちですもの 間違いと知ったら 自分で間違いでないようにしなくちゃあ | 杉村春子 | 186p |
昨日の我に飽きたり | 山口誓子 | 188p |
人生には三つのものがあればいい。希望と勇気とサム・マネー | サトウサンペイ | 190p |
養之如春 | 井上 靖 | 192p |
美しい | 笑福亭松鶴(六代目) | 194p |
密なるものの語る声は静か | 梅原 猛 | 196p |
見切り千両 | 邱 永漢 | 198p |
「おはようございます」 | 石井ふく子 | 200p |
ふれあい | 田中一光 | 202p |
苦しきは旅路、楽しきはビール 女が美しいと酒がうまい | 会田雄次 | 204p |
わからんなあ | 森 毅 | 206p |
離欲 | 芹沢光治良 | 208p |
好きになっても惚れては駄目 | 佐野藤右衛門 | 210p |
どうせ死ぬんだから | 実相寺昭雄 | 212p |
芸に遊ぶ | 白川 静 | 214p |
念ずれば花開く | 小林亜星 | 216p |
さくいん | 218p |
PHP誌とは
『PHP』誌は、PHPの考え方を広く世に伝えるための、いわば機関誌であり、PHP研究所設立とともに創刊されました。『PHP』では、人間とは何か、真に豊かな人生とは何か、幸福とは何か、といった、いつの時代にも変わらぬ人類普遍のテーマである「生き方」について、身近な角度からとりあげています。多くの方々の体験にもとづく貴重な意見・提言をもとに、物の見方・考え方についてのヒントを小・中学生からお年寄りまで多くの読者とともに考える広場になっています。