歴史街道
発売日
2025年10月6日
税込価格
840円
(本体価格764円)
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歴史街道 2025年11月号

今月号の読みどころ

今月の特集1は、
〈新・三国志――語られざる「歴史の裏側」〉です。

三国志については、すでに語り尽くされたかのように思う人もいるかもしれません。
しかし、その魅力や奥深さを気づかせてくれる視点は、まだまだあります。
イメージが一変するような虚実や、研究者が本当に伝えたい人物、そして聖地から見え来るもの…。
今回は、新たな三国志の世界をご案内します。

特集2は、〈主君の命を救え! 戦国合戦シンガリ列伝〉。
合戦で退却するときに、最後尾で敵の追撃に備える「殿(しんがり)」。
それは死と隣り合わせの役目で、命を賭して主君や味方のために戦った者たちがいました。
最期の時に、彼らが身をもって示したものとは――。

特別企画は、〈昭和100年! 映画で感じる戦後の息吹〉。
今年は昭和100年にあたるということで、映画プロデューサーを務めていた作家・稲生達朗氏が、戦後の空気感を伝えてくれる作品をナビゲート。
懐かしいあの時代に、想いを馳せてみませんか。

公式サイト
今月号の目次



特集1 新・三国志
【総論】
流れもわかる! 押さえておきたいターニングポイント10
渡邉義浩
14p
イメージが一変!?
知っておきたい虚実
柿沼陽平
24p
こんな人物がいたなんて!
研究者として伝えたい五人
渡邉義浩
30p
大悪人から愛すべきリーダーまで…
名君主ベスト10
木下昌輝
35p
ビジョン、分析力、判断力…
主君を導いた名軍師ベスト5
吉川永青
40p
教祖の墓、激戦の地…
三国志好き新聞記者が見た聖地のリアル
坂本信博
46p
ドラマ、映画…
映像作品で武将たちの活躍を味わう
菊池昌彦
54p
VISUAL
地図と年表でたどる三国志の時代 

22p
特集2 戦国合戦シンガリ列伝
鬼庭良直
七十三歳の老将が死をもって示そうとしたもの
佐藤巖太郎
102p
渡辺 通
気付けば、父の仇・毛利元就のために戦っていた
谷津矢車
106p
夏目次郎左
かつて徳川家康に背いた男が三方ケ原で…
佐々木 功
110p
特別企画 昭和100年! 映画で感じる戦後の息吹
昭和100年! 映画で感じる戦後の息吹
稲生達朗
75p
巻頭グラビア
この人に会いたい
vol.216
高橋海人
7p
連載小説
長屋のくノ一
2 第1話 その名はくまの(2)
風野真知雄
85p
隔月連載
歴史こぼれ話 日本海海戦を転機とした男たち
第9回 片岡七郎――現場主義に徹した人格者が果たした役割

64p
読み物
第2回蘭学サミット・蘭医学サロン
「笠原良策 丸かじり・福井が生んだ医の巨人」特別レポート

60p
不屈の精神力が支えた日本初の職業作家
滝沢馬琴の生涯
安藤優一郎
65p
千年以上続く古刹・禅林寺の基礎を築いた二人の僧侶
鷹橋 忍
70p
日本海軍の「大泊」、そして戦後の「宗谷」へ…
砕氷艦の軌跡
松田十刻
114p
直筆を調査!
吉田松陰は『嚶鳴館遺草』のどこに惹かれたか
小野真弓
119p
好評連載
問わず語り「日本書紀」
第3回 雌伏の時を経て――継体天皇と百済・武寧王
大平 裕
62p
巻末グラビア 時代の荒波を生きた 世界のクイーン&プリンセス
第10回 カイウラニ
菊池昌彦
130p
歴史街道伝言板

94p
BOOKS・TOPICS
私の一冊(和田はつ子)

96p
この著者に注目!
住田 祐

98p
歴史街道脇本陣

127p
年間購読のご案内

124p
読者アンケートのご案内

125p
次号予告!

126p
表紙画・表紙のことば
赤壁の寸法と実寸
黒鉄ヒロシ
3p

歴史街道 とは

「いま、歴史がおもしろい」
 歴史は過去の人物や出来事を取り上げるとはいえ、現代の人びとに役立たなければ意味がありません。また、歴史は本来、そんなに堅苦しく難しいものではなく、もっと身近で楽しいものであるはずです。そして何より、人間を知り、時代の流れを知る上で、歴史ほど有益な参考書はありません。そこで『歴史街道』は、現代からの視点で日本や外国の歴史を取り上げ、今を生きる私たちのために「活かせる歴史」「楽しい歴史」をビジュアルでカラフルな誌面とともに提供します。いわば、新しいタイプの歴史雑誌といえるでしょう。