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歴史街道 2009年8月号
今月号の読みどころ
8月号読みどころ
豪州の北、ニューギニアの東に位置するニューブリテン島ラバウル。太平洋戦争中、連合軍はこの地を「竜の顎」と呼んで怖れました。竜に似た地形と、零戦隊の精鋭が待ち構えていたからです。日本海軍最強、ラバウル航空隊でした。そして昭和18年(1943)後半から19年にかけての、ラバウルのトップエースが岩本徹三です。総撃墜数202機は、日米を通じて戦争中最多の撃墜王でした。この時期、連合軍は連日数百機の大編隊で来襲、岩本らは性能で劣る零戦30機程度で邀撃していました。人員交代も機材補充もままならぬ中、岩本らを支えたのは「敵機は俺たちが落とす」というラバウル魂でした。苛酷な日々を戦い抜いた零戦乗りの、誇りと闘志を描きます。第2特集は立花道雪と高橋紹運です。
豪州の北、ニューギニアの東に位置するニューブリテン島ラバウル。太平洋戦争中、連合軍はこの地を「竜の顎」と呼んで怖れました。竜に似た地形と、零戦隊の精鋭が待ち構えていたからです。日本海軍最強、ラバウル航空隊でした。そして昭和18年(1943)後半から19年にかけての、ラバウルのトップエースが岩本徹三です。総撃墜数202機は、日米を通じて戦争中最多の撃墜王でした。この時期、連合軍は連日数百機の大編隊で来襲、岩本らは性能で劣る零戦30機程度で邀撃していました。人員交代も機材補充もままならぬ中、岩本らを支えたのは「敵機は俺たちが落とす」というラバウル魂でした。苛酷な日々を戦い抜いた零戦乗りの、誇りと闘志を描きます。第2特集は立花道雪と高橋紹運です。
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ココロの撃墜王 |
黒鉄ヒロシ |
3p |
この人に会いたいvol.31 |
北川弘美 |
7p |
総力特集 最強の撃墜王 岩本徹三と零戦 「ラバウル航空隊」の誇りと不屈の闘志
総論 「零戦虎徹」の矜持を抱き、大敵に挑み続けた男 |
戸高一成 |
14p |
ビジュアル1 強敵コルセアを一撃離脱で撃墜! |
20p |
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ビジュアル2 岩本の愛機、零式艦上戦闘機52型 |
22p |
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ビジュアル3 昭和18年11月20日、ラバウル邀撃戦 |
24p |
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初陣で四機撃墜! 中国戦線から機動部隊へ、エースへの道のり |
七森武倫 |
26p |
「自分の使命は上空直掩」珊瑚海で母艦を守り抜いた空戦の冴え |
秋月達郎 |
32p |
コラム1 見るのではなく感じよ! エースの索敵術 |
37p |
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「敵機は俺たちが落とす!」海軍最強ラバウル航空隊、激闘の日々 |
松田十刻 |
38p |
コラム2 死闘を演じたライバル機たち |
43p |
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ビジュアル4 ともに闘い抜いた3タイプの零戦 |
44p |
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基地航空隊の名にかけて…戦友たちの遺志を継ぎ、果てなき死闘へ |
松田十刻 |
46p |
コラム3 空戦は指揮官の判断1つ |
51p |
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「一撃離脱」に徹した零戦撃墜王の合理的な戦い方 |
服部省吾 |
52p |
西沢との空戦談義で見せた准士官の誇り |
57p |
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ビジュアル5 秘蔵写真に見る撃墜王の横顔 |
58p |
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誌上初公開! 遺稿ノートが語る空戦の真実 |
60p |
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戦艦大和の敵討ち、単機でB29撃墜…零戦とともに戦いはやまず |
高橋文彦 |
64p |
映画「空軍大戦略」を観る |
70p |
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グラフィティ にっぽんの剣豪 95 中村半次郎 |
本山賢司 |
74p |
特集 九州大友家を支えた名将2人 立花道雪と高橋紹運
大友に「鬼道雪」あり! 雷切を手に戦乱の九州をゆく |
工藤章興 |
84p |
頽勢の主家を支え、筑後制圧に挑んだ稀代の将2人 |
江宮隆之 |
90p |
コラム1 道雪の愛情を一身に受けたギン千代 |
95p |
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これぞ真の武士! 精強島津勢を相手に「義」を貫く |
八尋舜右 |
96p |
コラム2 名将2人が惚れ込んだ大器 |
102p |
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マッカーサーが震えた日 レイテ沖海戦の真実 前編 |
吉田一彦 |
104p |
「歴史街道」伝言板 |
110p |
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BOOKS・CINEMA |
112p |
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この著者に注目! 藤岡信勝 |
114p |
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司馬遼太郎が描いた名城 |
116p |
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愚忠の人・間宮林蔵が問いかけるもの |
童門冬二 |
124p |
歴史街道クイズ 「戦国検定!」 |
130p |
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特別付録 「本多忠勝」「零戦21型」イラスト壁紙・携帯待受画像ダウンロード |
132p |
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歴史街道・ロマンへの扉 与謝野 |
鶴田純也 |
134p |
江戸のスイーツを食べ歩く 第19回 亀戸・船橋屋 くず餅 |
岸朝子(選) 逢坂剛(筆) |
136p |
大阪百景 摂河泉を紀行する 第7回 中之島 |
登野城弘(写真・文) |
141p |
歴史街道 とは
「いま、歴史がおもしろい」
歴史は過去の人物や出来事を取り上げるとはいえ、現代の人びとに役立たなければ意味がありません。また、歴史は本来、そんなに堅苦しく難しいものではなく、もっと身近で楽しいものであるはずです。そして何より、人間を知り、時代の流れを知る上で、歴史ほど有益な参考書はありません。そこで『歴史街道』は、現代からの視点で日本や外国の歴史を取り上げ、今を生きる私たちのために「活かせる歴史」「楽しい歴史」をビジュアルでカラフルな誌面とともに提供します。いわば、新しいタイプの歴史雑誌といえるでしょう。