雑誌
歴史街道 2014年7月号
今月号の読みどころ
「亭主はおるか。御用改めであるぞ」。
祇園祭宵々山にあたる元治元年(1864年)6月5日。京都に潜伏する浪士らの不穏な企みを察知した新選組は、その夜、二手に分かれて市中探索にあたり、近藤勇率いる一隊が三条の旅籠池田屋を突き止めました。そして近藤たちは、僅か四人で屋内に踏み込む決断を下します。小説や映画、ドラマでもおなじみの池田屋事件ですが、実はこれまで多くの虚構を交えたまま描かれてきました。監察の山崎丞は池田屋に潜入していたのか、古高俊太郎は何を供述したのか、桂小五郎はいたのか…。150年目の今、事件の不明な部分を整理しつつ、浪士らの思惑と、劣勢でも闘いに向かう新選組の覚悟を描き、池田屋事件の真実に迫ります。
第二特集は「台湾と日本人」です。
祇園祭宵々山にあたる元治元年(1864年)6月5日。京都に潜伏する浪士らの不穏な企みを察知した新選組は、その夜、二手に分かれて市中探索にあたり、近藤勇率いる一隊が三条の旅籠池田屋を突き止めました。そして近藤たちは、僅か四人で屋内に踏み込む決断を下します。小説や映画、ドラマでもおなじみの池田屋事件ですが、実はこれまで多くの虚構を交えたまま描かれてきました。監察の山崎丞は池田屋に潜入していたのか、古高俊太郎は何を供述したのか、桂小五郎はいたのか…。150年目の今、事件の不明な部分を整理しつつ、浪士らの思惑と、劣勢でも闘いに向かう新選組の覚悟を描き、池田屋事件の真実に迫ります。
第二特集は「台湾と日本人」です。
公式サイト | ![]() |
---|
150年目の裁判・池田屋 |
黒鉄ヒロシ |
3p |
この人に会いたい vol.90 |
深田恭子 |
7p |
総力特集 150年目の真実 新選組と池田屋事件 男たちはなぜ死闘に挑んだのか
総論 「責任感」と「使命感」の衝突…池田屋事件が語りかけること |
山内昌之 |
14p |
ビジュアル1 元治元年六月五日夜、「誠」の男たちの決断 |
20p |
|
ビジュアル2 死闘を再現! 推定復元した三条池田屋 |
22p |
|
ビジュアル3 古地図に見る元治元年の京 |
26p |
|
即時攘夷か公武合体か…頻発する暗殺と政変劇、京の過熱はやまず |
楠戸義昭 |
28p |
なぜ攘夷派と対立した? 隊服のデザインは? Q&A新選組の真実 |
菊地 明 |
32p |
【年表】 新選組結成、そして池田屋へ |
37p |
|
実録・池田屋! 祇園祭の夜、浪士多数を相手に男たちは剣を抜く |
秋月達郎 |
38p |
死闘池田屋! 新選組全隊士!! |
44p |
|
山崎は潜入していない? 階段落ちは事実か? Q&A池田屋の真実 |
伊東成郎 |
46p |
さらに深く知るために…押さえるべき史料と最新研究とは |
伊東成郎 |
54p |
回天の志! 池田屋浪士列伝!! |
56p |
|
宮邸放火計画を上回る最高機密…古高や長州藩が目指していたもの |
中村武生 |
58p |
コラム 「逃げの小五郎」は池田屋にいたか? |
63p |
|
御用改めである! 映像に描かれた池田屋の闘い |
64p |
|
「誠」の旗の下に―それからの新選組 |
66p |
|
「新選組と池田屋」幕末京都MAP 京都市中篇 |
68p |
|
「新選組と池田屋」幕末京都MAP 三条木屋町篇 |
70p |
|
「新選組と池田屋」幕末京都MAP 壬生篇 |
72p |
台湾と日本人 50年余りの統治は何を遺したか
交通インフラ、医療・衛生問題、教育……「瘴癘の島」に築かれた近代化の礎 |
黄 文雄 |
80p |
日台50年史略年表 |
84p |
|
台湾MAP |
85p |
|
台湾に日本人の足跡を訪ねて |
片倉佳史 |
86p |
コラム1 台湾の長州人 |
91p |
|
特別寄稿 「私の先生」――後藤新平と新渡戸稲造 |
李 登輝 |
92p |
コラム2 明石元二郎と下村宏 ―もう一組の名コンビ |
98p |
|
|
||
お江戸ぶらり散歩 あの日、あの時、この場所で 第4回 鼠小僧捕まる! |
文・絵 堀口茉純 |
74p |
我、六道を懼れず 真田昌幸 連戦記 立国篇 第14回 |
海道龍一朗 |
100p |
「歴史街道」伝言板 |
110p |
|
BOOKS・CINEMA |
112p |
|
この著者に注目! まりこふん |
114p |
|
大東亜戦争写真紀行 世界で感謝された日本人 第3回 知られざる北欧の「親日国家」・フィンランド |
文・写真 井上和彦 |
116p |
巨頭会談の内幕 最終回 「ヤルタ体制」は史上最大の過ち |
吉田一彦 |
122p |
19年の歳月をかけて「夢」を手作り 私の庭の姫路城 |
127p |
|
歴史街道脇本陣 |
131p |
|
歴史街道・ロマンへの扉 三室戸寺 |
林 宏樹 |
134p |
江戸の料理再現づくし 第23回 かれいの煮こごり・玲瓏豆腐 |
向笠千恵子 料理再現・福田 浩 |
136p |
近江花伝 第6回 桑実寺 謎の瑠璃石 |
写真・文 寿福 滋 |
141p |
歴史街道 とは
「いま、歴史がおもしろい」
歴史は過去の人物や出来事を取り上げるとはいえ、現代の人びとに役立たなければ意味がありません。また、歴史は本来、そんなに堅苦しく難しいものではなく、もっと身近で楽しいものであるはずです。そして何より、人間を知り、時代の流れを知る上で、歴史ほど有益な参考書はありません。そこで『歴史街道』は、現代からの視点で日本や外国の歴史を取り上げ、今を生きる私たちのために「活かせる歴史」「楽しい歴史」をビジュアルでカラフルな誌面とともに提供します。いわば、新しいタイプの歴史雑誌といえるでしょう。