雑誌
歴史街道 2014年9月号
今月号の読みどころ
「さては謀叛か。いかなる者のしわざか」
「明智の手の者と思われます」
「是非に及ばず」…。
天正10年(1582)6月2日早朝、京都本能寺にて、織田信長は重臣・明智光秀に討たれました。天下統一を目前にした戦国の覇王を、光秀はなぜ謀殺したのでしょうか。この度、岡山で新たに発見された、本能寺直前に長宗我部元親が光秀家臣・斎藤利三に宛てた書状は、動機の解明につながるものなのか。また、光秀の謀叛を背後から密かに後押しした黒幕は存在するのか否か…。本特集では新発見の史料の内容を紹介し、その意味を読み解きつつ、現在有力とされる諸説も比較検討して、さまざまな可能性の中から本能寺の変の真相に迫ります。
第二特集は今も熱い論争が続く「Q&A 邪馬台国の謎」です。
「明智の手の者と思われます」
「是非に及ばず」…。
天正10年(1582)6月2日早朝、京都本能寺にて、織田信長は重臣・明智光秀に討たれました。天下統一を目前にした戦国の覇王を、光秀はなぜ謀殺したのでしょうか。この度、岡山で新たに発見された、本能寺直前に長宗我部元親が光秀家臣・斎藤利三に宛てた書状は、動機の解明につながるものなのか。また、光秀の謀叛を背後から密かに後押しした黒幕は存在するのか否か…。本特集では新発見の史料の内容を紹介し、その意味を読み解きつつ、現在有力とされる諸説も比較検討して、さまざまな可能性の中から本能寺の変の真相に迫ります。
第二特集は今も熱い論争が続く「Q&A 邪馬台国の謎」です。
公式サイト | ![]() |
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本能寺の変のマニアの変 |
黒鉄ヒロシ |
3p |
この人に会いたい vol.92 |
土屋太鳳 |
7p |
総力特集 本能寺の変 信長はなぜ討たれたのか
総論 新史料発見と諸説…光秀謀叛の決定的な理由とは ―信長非道阻止説 |
小和田哲男 |
14p |
ビジュアル1 「是非に及ばず」その時、信長の胸に去来したものとは… |
20p |
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ビジュアル2 光秀を唆す者はいたのか? 人物相関図 |
22p |
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ビジュアル3 本能寺の変・その「動機」は何か? |
24p |
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当時の所在地は? 信長の最期の様子がなぜ伝わる? Q&A本能寺 |
渡邊大門 |
26p |
本能寺の変を伝える「一次史料」と「二次史料」の違い |
32p |
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長宗我部の窮地と重臣の切腹命令、そして折檻の果てに ―斎藤利三介在説 |
桐野作人 |
35p |
コラム1 新発見! 石谷家文書二点の大意 |
39p |
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元親の条件闘争、光秀と利三の決断…新発見の石谷家文書を読み解く |
桐野作人 |
40p |
コラム2 土岐一族の誇りと「ときは今」 |
45p |
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弾正、別所、波多野、村重…なぜ、信長に叛いたのか ―光秀との共通点 |
渡邊大門 |
46p |
コラム3 村重、光秀…有能な外様ゆえに陥った疑心暗鬼 |
51p |
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織田家中再編と唐入り…将来を危ぶみ、密謀を逆手に ―一族滅亡阻止説 |
明智憲三郎 |
52p |
コラム4 秀吉の躍進が光秀を追い込んだ? |
57p |
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足利将軍、朝廷、本願寺、家康、そして…背後に誰がいたのか ―黒幕存在説 |
橋場日月 |
58p |
ビジュアル4 三カ月間のタイムテーブル…その時、何があったのか? |
64p |
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「機が訪れましたな」稀代の主従が描いていた筋書き ―秀吉・官兵衛の考察 |
童門冬二 |
66p |
コラム5 本能寺から十日間、光秀の足取り |
71p |
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ビジュアル5 真相はどれか? 諸説を比較する |
72p |
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畿内か? 九州か? 卑弥呼の正体は? Q&A邪馬台国の謎
第1部 邪馬台国はどこにあった? |
遠山美都男 |
80p |
ビジュアル 畿内か? 九州か? 一目でわかる邪馬台国論争 |
86p |
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第2部 女王・卑弥呼の真実とは? |
遠山美都男 |
88p |
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お江戸ぶらり散歩 あの日、あの時、この場所で 第6回 若衆歌舞伎禁止 |
文・絵 堀口茉純 |
74p |
XX ダブルクロス 史上最大の欺瞞作戦 第2回 MI5とAbwehr |
吉田一彦 |
94p |
[連載小説]真田昌幸 連戦記 立国篇 第16回 我、六道を懼れず |
海道龍一朗 |
100p |
「歴史街道」伝言板 |
110p |
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BOOKS・CINEMA |
112p |
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この著者に注目! 林英一 |
114p |
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大東亜戦争写真紀行 世界で感謝された日本人 第5回 「英雄」として尊敬される日本軍人たち・フィリピン |
文・写真 井上和彦 |
116p |
人生「再生」の地・熊野本宮大社の魅力 |
楠戸義昭 |
123p |
歴史街道脇本陣 |
130p |
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歴史街道・ロマンへの扉 彦根城下町 |
林 宏樹 |
134p |
江戸の料理再現づくし 第25回 鮎の田楽・小なすの蓼漬け |
向笠千恵子 料理再現・福田 浩 |
136p |
近江花伝 第8回 海津 遺徳を顕彰する石垣 |
写真・文 寿福 滋 |
141p |
歴史街道 とは
「いま、歴史がおもしろい」
歴史は過去の人物や出来事を取り上げるとはいえ、現代の人びとに役立たなければ意味がありません。また、歴史は本来、そんなに堅苦しく難しいものではなく、もっと身近で楽しいものであるはずです。そして何より、人間を知り、時代の流れを知る上で、歴史ほど有益な参考書はありません。そこで『歴史街道』は、現代からの視点で日本や外国の歴史を取り上げ、今を生きる私たちのために「活かせる歴史」「楽しい歴史」をビジュアルでカラフルな誌面とともに提供します。いわば、新しいタイプの歴史雑誌といえるでしょう。