雑誌
歴史街道 2016年2月号
今月号の読みどころ
「真田日本(ひのもと)一の兵(つわもの)」「日本にはためし少なき勇士なり」…。敵からも、また後世の人々からも戦いぶりを絶賛されたのが、従来、真田幸村の名で知られた真田信繁です。稀代の智将と呼ばれた父・真田昌幸の薫陶を受け、大谷吉継、石田三成らとの出会いから「義」の心に接した信繁。彼が関ケ原合戦で父とともに西軍に加担、上田合戦で徳川軍を散々に翻弄し、さらにその後、豊臣家の要請に応え、大坂冬・夏の陣に参戦、総大将の徳川家康を討ち取る寸前まで追い詰めたのはなぜか。信繁の生涯を貫いた「真田の誇り」に迫ります。また大河ドラマ「真田丸」出演の堺雅人さん、大泉洋さん、脚本の三谷幸喜さんのインタビューも掲載。
第二特集は「聖徳太子はいなかったのか」です。
第二特集は「聖徳太子はいなかったのか」です。
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麦稈真田を編む |
黒鉄ヒロシ |
3p |
この人に会いたい vol.109 |
堺 雅人 |
7p |
総力特集 真田信繁 大敵に挑んだ「六文銭」の誇り
総論 家康の私欲に「真田の兵法」で挑む! 陽性で懐の深い智将の魅力 |
童門冬二 |
14p |
ビジュアル1 「日本一の兵」へ! 若き信繁、奔る |
20p |
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ビジュアル2 信繁を取り巻く人々 |
22p |
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特別グラビア |
長澤まさみ |
24p |
ビジュアル3 関東大乱の兆し! その時、真田父子は… |
26p |
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特別インタビュー 家族のため、真田のためを最優先する責任感を背負った男を演じたい |
大泉 洋 |
28p |
「幸村」は間違い? 予備知識なしでもわかる「基本の基本」真田Q&A |
河合 敦 |
30p |
「六文銭」の誇りとともに…信繁人生年表 |
35p |
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「六文銭」の誇りを培って(1) 武田を支え続けた真田 |
監修・渡邊大門 |
36p |
武田滅亡…悲嘆を打ち払い、生き残りを図る父・昌幸が見せた底知れぬ智謀 |
橋場日月 |
38p |
コラム1 出浦、高梨、堀田…真田を支えた家臣たち |
43p |
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「六文銭」の誇りを培って(2) 大敵を手玉に取る智謀 |
監修・渡邊大門 |
44p |
直江、大谷、石田…漢たちの薫陶から見出した真田にとっての「義」とは |
江宮隆之 |
46p |
コラム2 「心だておかしき者」…智将の横顔 |
51p |
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「六文銭」の誇りを培って(3) 小が大に勝つ真田の戦 |
監修・渡邊大門 |
52p |
「各々が六文銭の誇りを貫くまで」兄との訣別と父の采配から学んだもの |
工藤章興 |
54p |
コラム3 「会ってお話ししたい」信繁の家族への手紙 |
59p |
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「六文銭」の誇りを培って(4) わが兵法を天下に示す |
監修・渡邊大門 |
60p |
徳川に一度も後れたることなし! 赤備の智将、大坂の陣で鬼神と化す |
海道龍一朗 |
62p |
特別インタビュー 悲劇のヒーローではなく、常に希望を失わない信繁の生き方を描きます |
三谷幸喜 |
70p |
昌幸・信繁ゆかりの高野山、九度山を紀行する |
76p |
虚構? 仏教に専念? 最新研究から読み解く 聖徳太子はいなかったのか
はじめに 多くの人が抱く「不出世の偉人」「聖人」のイメージ |
足立倫行 |
82p |
虚構説 聖徳太子はいなかった…では、誰が作り上げたのか |
足立倫行 |
84p |
実在説の周辺 大王の代行者、仏教への帰依…厩戸皇子の真実とは? |
足立倫行 |
88p |
虚構か? 実在か? 諸説を比較する |
92p |
連載
キャッチャーはスパイだった 「大リーガー」モー・バーグの謎 第5回 ハイゼンベルクを確保せよ |
吉田一彦 |
94p |
我、六道を懼れず 真田昌幸 連戦記 立国篇 第33回 |
海道龍一朗 |
100p |
「歴史街道」伝言板 |
110p |
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BOOKS・CINEMA |
112p |
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この著者に注目! 野田サトル |
114p |
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小笠原諸島と小花作助 1000キロ先の東京都、知られざる歩み |
四條たか子 |
115p |
歴史街道インフォメーション |
120p |
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お江戸ぶらり散歩 あの日、あの時、この場所で 第23回 雷門焼失 |
文・絵 堀口茉純 |
122p |
国宝・松江城を攻略せよ! 「SHIROZEME in 松江城」体験記 |
126p |
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歴史街道脇本陣 |
131p |
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歴史街道・ロマンへの扉 桜井・長谷寺 |
林 宏樹 |
134p |
北から南までこんなにある! 全国のお雑煮いろいろ |
監修・奥村彪生 |
136p |
安芸折々 第1回 宮島 |
写真・文 松尾 純 |
141p |
歴史街道 とは
「いま、歴史がおもしろい」
歴史は過去の人物や出来事を取り上げるとはいえ、現代の人びとに役立たなければ意味がありません。また、歴史は本来、そんなに堅苦しく難しいものではなく、もっと身近で楽しいものであるはずです。そして何より、人間を知り、時代の流れを知る上で、歴史ほど有益な参考書はありません。そこで『歴史街道』は、現代からの視点で日本や外国の歴史を取り上げ、今を生きる私たちのために「活かせる歴史」「楽しい歴史」をビジュアルでカラフルな誌面とともに提供します。いわば、新しいタイプの歴史雑誌といえるでしょう。