雑誌
歴史街道 2018年9月号
今月号の読みどころ
財務省や日大アメフト部の問題でも明らかなように、いざという時、上に立つ者の器量が問われます。
それは、“常在戦場”である軍隊においては、なおさらでしょう。
そこで本特集では、日本海軍の名将を取り上げました。
日清戦争、日露戦争、そして太平洋戦争と、まさに「いざという時」の連続であった日本海軍が生んだ名将たちは、どのような出処進退を行なったのか。彼らはどんな信念を持ち、いかなる決断をしたのか――。
東郷平八郎や山本五十六など、名将としてよく知られている人物だけでなく、日清戦争の伊東祐亨(黄海海戦)、日露戦争時の島村速雄(日本海海戦)、太平洋戦争時の角田覚治(南太平洋海戦)、木村昌福(キスカ撤退作戦)など、あまり知られていない名将も取り上げつつ、日本海軍における名将たちに、上に立つ者のあるべき姿を学ぶ特集です。
特集2は、戦国の御家騒動。九州を席巻した大友家、山陰に覇を唱えた尼子家、美濃の国主に成り上がった斎藤家を取り上げています。
特別企画は、今月は2本。
一つは、坂本龍馬の相棒にして、不世出の外交官である陸奥宗光です。
もう一つは、幕末長岡藩の河井継之助。テレビでおなじみの林修先生も、彼を尊敬する一人です。継之助と深く関係する、「今でしょ」が生まれたエピソードについても語っています。
それは、“常在戦場”である軍隊においては、なおさらでしょう。
そこで本特集では、日本海軍の名将を取り上げました。
日清戦争、日露戦争、そして太平洋戦争と、まさに「いざという時」の連続であった日本海軍が生んだ名将たちは、どのような出処進退を行なったのか。彼らはどんな信念を持ち、いかなる決断をしたのか――。
東郷平八郎や山本五十六など、名将としてよく知られている人物だけでなく、日清戦争の伊東祐亨(黄海海戦)、日露戦争時の島村速雄(日本海海戦)、太平洋戦争時の角田覚治(南太平洋海戦)、木村昌福(キスカ撤退作戦)など、あまり知られていない名将も取り上げつつ、日本海軍における名将たちに、上に立つ者のあるべき姿を学ぶ特集です。
特集2は、戦国の御家騒動。九州を席巻した大友家、山陰に覇を唱えた尼子家、美濃の国主に成り上がった斎藤家を取り上げています。
特別企画は、今月は2本。
一つは、坂本龍馬の相棒にして、不世出の外交官である陸奥宗光です。
もう一つは、幕末長岡藩の河井継之助。テレビでおなじみの林修先生も、彼を尊敬する一人です。継之助と深く関係する、「今でしょ」が生まれたエピソードについても語っています。
公式サイト | ![]() |
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名将達の嗜む陽明酒 |
黒鉄ヒロシ |
3p |
この人に会いたい vol.140 |
大原櫻子 |
7p |
特集1 日本海軍・名将の決断
総論 東郷平八郎、山本五十六… 「真の名将」に必要な四つの条件 |
保阪正康 |
14p |
ビジュアル 〈地図&年表〉日本海軍、戦いの軌跡 |
20p |
|
「組織の盛衰」に隠された真実 日本海軍通史 |
戸高一成 |
22p |
伊東祐亨◆清国の最新鋭艦を打ち破った“臨機応変の選択” |
谷津矢車 |
28p |
島村速雄◆バルチック艦隊のルートを読み切った「いごっそうの慧眼」 |
松田十刻 |
34p |
コラム1 無能と揶揄された提督の逆襲◎上村彦之丞 |
40p |
|
角田覚治◆南太平洋海戦の勝利を呼び込んだ“一世一代の訓示” |
秋月達郎 |
42p |
コラム2 機動部隊を生み出した戦略家◎小沢治三郎 |
48p |
|
木村昌福◆全員生還! キスカ撤退作戦はかくして成功した |
鈴木英治 |
50p |
コラム3 戦艦「大和」とともに散った仁将◎伊藤整一 |
56p |
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広瀬武夫、佐久間勉、有馬正文… 語り継ぐべき男たち |
江宮隆之 |
58p |
特集をもっと知るための本 |
64p |
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歴史こぼれ話 日本海海戦と戦艦三笠 第1回 「三笠」感動の復元への道 |
65p |
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特別企画 陸奥宗光の“交渉力” 紀州藩を救い、条約改正、下関条約締結を成し遂げた「カミソリ大臣」 |
長尾 剛 |
66p |
特別企画 陸奥宗光の“交渉力” 紀州藩を救い、条約改正、下関条約締結を成し遂げた「カミソリ大臣」 コラム 新政府のモデルケースになった紀州藩の藩政改革は、かくして行なわれた |
71p |
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「動物」と「歴史」の意外な関係 第10回 爬虫類(前編) |
菅井友香 加藤英明 |
72p |
池波正太郎の江戸を食べ歩く 第1回 鰻 駒形 前川〈鰻の蒲焼き〉 |
山口恵以子 |
77p |
特集2 戦国の御家騒動
大友家・二階崩れの変 父の殺害に、宗麟はどこまで関与していたのか |
赤神 諒 |
84p |
尼子家・新宮党の粛清 毛利元就の謀略、その本当の狙いは何だったのか |
高橋直樹 |
88p |
斎藤家・父子の確執 蝮の後継者によるクーデターは、なぜ成功したのか |
岩井三四二 |
92p |
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連載小説 月と日の后 第5回 望月の章 |
冲方 丁 |
96p |
「歴史街道」伝言板 |
104p |
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短期集中連載 愛姫 ――小説「伊達女」 〈後編〉 |
佐藤巖太郎 |
106p |
BOOKS・CINEMA |
112p |
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この著者に注目! 平川新 |
114p |
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特別企画 河井継之助 自分を信じ抜く力 林修先生が「越後のラストサムライ」から学んだこと |
117p |
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特別企画 河井継之助 自分を信じ抜く力 ひと目でわかる! “蒼き龍”の足跡 |
116p |
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特別企画 河井継之助 自分を信じ抜く力 長岡城奪還へ! 決死の奇襲作戦の果てに… |
秋山香乃 |
120p |
歴史街道・ロマンへの扉 中山寺 |
林 宏樹 |
126p |
日本人でも意外と知らない「天皇の歴史」 |
内藤博文 |
129p |
年間購読のご案内 |
133p |
|
楠木正成の怨霊も登場! 怪しげな話だらけの『太平記』 |
末國善己 |
134p |
古代ローマからガウディまで バルセロナ歴史散歩 |
田中次郎 |
139p |
次号予告! |
142p |
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歴史街道脇本陣 |
143p |
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〈城紀行〉戦国の風 第1回 岩村城◎女城主おつやの泪 |
写真・文 畠中和久 |
146p |
歴史街道 とは
「いま、歴史がおもしろい」
歴史は過去の人物や出来事を取り上げるとはいえ、現代の人びとに役立たなければ意味がありません。また、歴史は本来、そんなに堅苦しく難しいものではなく、もっと身近で楽しいものであるはずです。そして何より、人間を知り、時代の流れを知る上で、歴史ほど有益な参考書はありません。そこで『歴史街道』は、現代からの視点で日本や外国の歴史を取り上げ、今を生きる私たちのために「活かせる歴史」「楽しい歴史」をビジュアルでカラフルな誌面とともに提供します。いわば、新しいタイプの歴史雑誌といえるでしょう。