雑誌
歴史街道 2018年10月号
今月号の読みどころ
今月の特集1は、「軍師たちの関ケ原」です。
関ヶ原合戦―それは、その時代を生きる者にとっては、全く先の読めない戦いでした。
誰もが去就に迷う中、己が智謀によって運命を切り開いてきた軍師たちは、天下分け目の秋、全国各地で何を思い、いかに決断したのでしょうか。
主家の正義を示すために立ち上がった直江兼続、家康を天下人に押し上げようとする本多正信、主・宇喜多秀家を助けて奮戦した明石掃部、息子が期せずして西軍についてしまったがために逆転の一手を探る鍋島直茂、石田三成のために奮闘する島左近、毛利家を動かそうとする安国寺恵瓊、そして最後の機会とばかりに天下を狙う黒田如水……。
本特集は、主君の参謀役、筆頭家老、智謀を武器に生きてきた武将を「軍師」として取り上げ、彼らの進路選択、戦略から、混迷の時代を生きる知恵を学びます。
特集2は、北海道の名付け親である探検家・松浦武四郎を取り上げています。
大型特別企画は、幕末福井の名君・松平春嶽です。大河ドラマで春嶽の右腕・橋本左内を熱演した、風間俊介さんのインタビューも収録しています。
関ヶ原合戦―それは、その時代を生きる者にとっては、全く先の読めない戦いでした。
誰もが去就に迷う中、己が智謀によって運命を切り開いてきた軍師たちは、天下分け目の秋、全国各地で何を思い、いかに決断したのでしょうか。
主家の正義を示すために立ち上がった直江兼続、家康を天下人に押し上げようとする本多正信、主・宇喜多秀家を助けて奮戦した明石掃部、息子が期せずして西軍についてしまったがために逆転の一手を探る鍋島直茂、石田三成のために奮闘する島左近、毛利家を動かそうとする安国寺恵瓊、そして最後の機会とばかりに天下を狙う黒田如水……。
本特集は、主君の参謀役、筆頭家老、智謀を武器に生きてきた武将を「軍師」として取り上げ、彼らの進路選択、戦略から、混迷の時代を生きる知恵を学びます。
特集2は、北海道の名付け親である探検家・松浦武四郎を取り上げています。
大型特別企画は、幕末福井の名君・松平春嶽です。大河ドラマで春嶽の右腕・橋本左内を熱演した、風間俊介さんのインタビューも収録しています。
公式サイト |
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軍師と遊ぶ |
黒鉄ヒロシ |
5p |
この人に会いたい vol.141 |
中井貴一 |
9p |
特集1 軍師たちの関ケ原
総論 東の直江兼続、西の黒田如水…二人の計略とは |
安部龍太郎 |
16p |
ビジュアル1 天下分け目、戦いの軌跡 |
22p |
|
本多正信◆謀臣が家康に囁く時、天下人への道が拓けた |
吉川永青 |
24p |
島左近◆想定外の連続! それでも戦人は諦めなかった |
谷津矢車 |
30p |
明石掃部◆主・宇喜多秀家を守るために…キリシタン武将の覚悟 |
鈴木英治 |
36p |
安国寺恵瓊◆毛利は動かず…それでも外交僧が胸に抱き続けたもの |
岩井三四二 |
43p |
鍋島直茂◆息子がまさか西軍に! 智将による起死回生の一手 |
矢野 隆 |
50p |
ビジュアル2 戦いを終えた軍師たちのその後 |
56p |
|
特集をもっと知るための本 |
58p |
大型特別企画 松平春嶽 福井から見た幕末維新
総論 動乱の時代にあって、名君が貫き通したもの |
童門冬二 |
60p |
インタビュ― 春嶽が“右腕”とした橋本左内を演じて |
風間俊介 |
65p |
コラム 福井の幕末を歩く |
68p |
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特集2 松浦武四郎 北海道の名付け親
総論 トラベラーとして、学者として、そして人間として… |
山内昌之 |
116p |
『近世蝦夷人物誌』に描かれた「アイヌの人びと」 |
佐々木利和 |
120p |
特別エッセイ “二十一世紀”からやって来た男 |
高橋源一郎 |
124p |
「幕末の探検家」の原点を、故郷・松坂に訪ねて |
128p |
|
コラム 誕生から二百年、子孫たちが守り抜いたもの |
131p |
連載 ほか
一日で行ける! 桶狭間合戦を体感する旅 |
70p |
|
戊辰戦争150年 悲劇の先にあるもの――福島・旧幕府軍の戦跡を訪ねて |
長尾 剛 |
77p |
明智光秀を読み解く鍵は、「近江坂本」にあり |
小和田哲男 |
87p |
池波正太郎の江戸を食べ歩く 第2回 神田 まつや〈太打ち蕎麦〉 |
山口恵以子 |
93p |
実は「合理的」だった日本軍 知られざる昭和史の真実 |
一ノ瀬俊也 |
100p |
連載小説 月と日の后 第6回 望月の章 |
冲方 丁 |
104p |
「歴史街道」伝言板 |
110p |
|
BOOKS・CINEMA |
112p |
|
この著者に注目! 荻原規子 |
114p |
|
「動物」と「歴史」の意外な関係 第11回 爬虫類(後編) |
菅井友香 加藤英明 |
134p |
年間購読のご案内 |
139p |
|
歴史街道・ロマンへの扉 石山寺 |
林 宏樹 |
140p |
次号予告! |
142p |
|
歴史街道脇本陣 |
143p |
|
〈城紀行〉戦国の風 第2回 大阪城◎浪人たちの鯨波 |
写真・文 畠中和久 |
146p |
歴史街道 とは
「いま、歴史がおもしろい」
歴史は過去の人物や出来事を取り上げるとはいえ、現代の人びとに役立たなければ意味がありません。また、歴史は本来、そんなに堅苦しく難しいものではなく、もっと身近で楽しいものであるはずです。そして何より、人間を知り、時代の流れを知る上で、歴史ほど有益な参考書はありません。そこで『歴史街道』は、現代からの視点で日本や外国の歴史を取り上げ、今を生きる私たちのために「活かせる歴史」「楽しい歴史」をビジュアルでカラフルな誌面とともに提供します。いわば、新しいタイプの歴史雑誌といえるでしょう。