雑誌
歴史街道 2019年1月号
今月号の読みどころ
今月の特集1は「戦国合戦『失敗の本質』」です。戦国時代における合戦で、何か勝敗を分けたのか。敗れた者は何を誤ったのか。敗れた者の知られざる苦闘とは……。敗れ去りし者たちには、共通する五つの要因があった――。厳島、第二次国府台、姉川、耳川、川中島、そして織田信長を裏切った男たちの籠城戦……様々な戦国合戦を舞台に、敗れた側の戦に賭けた想いにも触れつつ、失敗の本質を明らかにしています。
特集2は「西郷従道――兄・隆盛の遺志を継ぐ男」です。寺田屋事件、戊辰戦争と激動の幕末を生き抜き、兄と袂を分かつことになった西南戦争を乗り越え、明治政府になくてはならない男となった従道を紹介しています。兄・隆盛に負けない「おもしろエピソード」も……。
特別企画は、「10分でわかる『室町幕府』」です。不安定だった割になぜ長持ちしたのか。その謎を解いていきます。巻頭グラビアは、大島優子さんです。また単発では、安倍首相の再選を受けて、「世界史で読み解く「長期政権の功罪」も企画しています。
特集2は「西郷従道――兄・隆盛の遺志を継ぐ男」です。寺田屋事件、戊辰戦争と激動の幕末を生き抜き、兄と袂を分かつことになった西南戦争を乗り越え、明治政府になくてはならない男となった従道を紹介しています。兄・隆盛に負けない「おもしろエピソード」も……。
特別企画は、「10分でわかる『室町幕府』」です。不安定だった割になぜ長持ちしたのか。その謎を解いていきます。巻頭グラビアは、大島優子さんです。また単発では、安倍首相の再選を受けて、「世界史で読み解く「長期政権の功罪」も企画しています。
公式サイト |
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屏風の中 |
黒鉄ヒロシ |
3p |
この人に会いたい vol.144 |
大島優子 |
7p |
特集1 戦国合戦「失敗の本質」 何が明暗を分けたのか
【総論】 敗れ去りし者たちに共通する「五つの要因」 |
小和田哲男 |
14p |
ビジュアル ひと目でわかる戦国合戦マップ |
20p |
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【厳島合戦×陶晴賢】 「西国無双の男」はなぜ、毛利元就の策謀に敗れたか |
江宮隆之 |
22p |
【第二次国府台合戦×里見義弘】 北条を引きつけて叩く! 房総の雄、快勝からの暗転 |
近衛龍春 |
28p |
信玄と謙信の川中島――たとえ名将といえども… |
平山 優 |
35p |
【姉川合戦×浅井長政】 奇襲成功! 信長を追い詰めるも勝機を?めなかったのは… |
吉川永青 |
42p |
【耳川合戦×大友宗麟】 九州六カ国の大名が、島津との決戦で崩壊した真相 |
高橋直樹 |
48p |
インタビュ― 松永久秀、別所長治、荒木村重 「戦略」よりも「政略」を優先したゆえに…信長を裏切った男たちの誤算 |
垣根涼介 |
54p |
特集をもっと知るための本 |
62p |
特別企画 10分でわかる「室町幕府」
【総論】 “徹底した実力主義”が招いたものとは |
亀田俊和 |
89p |
【Q&A】 これだけは知っておきたい七つのポイント |
亀田俊和 |
92p |
特集2 西郷従道 兄・隆盛の遺志を継ぐ男
【総論】 寺田屋事件、戊辰戦争、台湾出兵、海軍大臣… 激動の前半生、そして明治日本になくてはならない人として |
桐野作人 |
126p |
コラム1 兄に負けない大物!? 従道の「おもしろエピソード」 |
132p |
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運命の西南戦争――なぜ兄と袂を分かったのか |
植松三十里 |
134p |
コラム2 切腹の覚悟で実現した戦艦「三笠」建造 |
138p |
読み物・連載 ほか
歴史こぼれ話 日本海海戦と戦艦三笠 第三回 「偶然」と「失敗」が七段構えの戦法を生んだ |
63p |
|
“三国志好き芸人”が語る、その魅力と活かし方 |
やついいちろう |
64p |
志士たちの意外な素顔に出会える、高知県立坂本龍馬記念館へ |
68p |
|
松坂商人・三井高利は、なぜ日本の商売に革命を起こせたのか |
河合 敦 |
73p |
世界遺産に登録! 「かくれキリシタン」を平戸に訪ねて |
79p |
|
連載小説 月と日の后 第九回 望月の章 |
冲方 丁 |
102p |
「歴史街道」伝言板 |
110p |
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BOOKS・CINEMA |
112p |
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この著者に注目! 福士俊哉 |
114p |
|
池波正太郎の江戸を食べ歩く 最終回 神田 竹村〈粟ぜんざい〉 |
山口恵以子 |
115p |
世界史で読み解く「長期政権の功罪」 |
宇山卓栄 |
120p |
年間購読のご案内 |
139p |
|
歴史街道・ロマンへの扉 京丹後市・間人 |
林 宏樹 |
140p |
次号予告! |
142p |
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歴史街道脇本陣 |
143p |
|
〈城紀行〉戦国の風 第五回 熊本城◎時代を越える石垣 |
写真・文 畠中和久 |
146p |
歴史街道 とは
「いま、歴史がおもしろい」
歴史は過去の人物や出来事を取り上げるとはいえ、現代の人びとに役立たなければ意味がありません。また、歴史は本来、そんなに堅苦しく難しいものではなく、もっと身近で楽しいものであるはずです。そして何より、人間を知り、時代の流れを知る上で、歴史ほど有益な参考書はありません。そこで『歴史街道』は、現代からの視点で日本や外国の歴史を取り上げ、今を生きる私たちのために「活かせる歴史」「楽しい歴史」をビジュアルでカラフルな誌面とともに提供します。いわば、新しいタイプの歴史雑誌といえるでしょう。