雑誌
歴史街道 2019年12月号
今月号の読みどころ
今月の特集1は、「第二次世界大戦と日米戦争――どうして日本は戦わなければならなかったのか」です。
米中の対立、きしむEU、多極化する世界情勢を受け、現代を第二次大戦前夜の状況になぞらえる声が出始めています。しかしなぜ、第一次大戦の記憶が残る中で、第二次世界大戦が起きてしまったのでしょうか。そしてなぜ、日本は1939年に始まった欧州大戦に対して不介入としながら、アメリカとの開戦に至ったのでしょうか。
今回の特集では、大戦に至った背景だけでなく、大戦中の主な戦いを取り上げることで第二次世界大戦全体を俯瞰しつつ、その中で、日本は何を考えていたのか、そしてどんな選択をしたのかに迫ります。
特集2は、「宇喜多直家と秀家」です。
裏切りや暗殺を繰り返した「梟雄」。かたや豊臣秀吉に寵愛された「貴公子」。
直家とその子・秀家には、常にこれらの代名詞がつきまといます。
しかし、それは本当だったのか。二人の真実の姿を探る特集です。
特別企画は、「笑える!?日本史」です。
仁徳天皇、空海、上杉景勝、西郷従道――。歴史上の有名人たちの、思わず人に話したくなる意外な姿をご紹介します。
米中の対立、きしむEU、多極化する世界情勢を受け、現代を第二次大戦前夜の状況になぞらえる声が出始めています。しかしなぜ、第一次大戦の記憶が残る中で、第二次世界大戦が起きてしまったのでしょうか。そしてなぜ、日本は1939年に始まった欧州大戦に対して不介入としながら、アメリカとの開戦に至ったのでしょうか。
今回の特集では、大戦に至った背景だけでなく、大戦中の主な戦いを取り上げることで第二次世界大戦全体を俯瞰しつつ、その中で、日本は何を考えていたのか、そしてどんな選択をしたのかに迫ります。
特集2は、「宇喜多直家と秀家」です。
裏切りや暗殺を繰り返した「梟雄」。かたや豊臣秀吉に寵愛された「貴公子」。
直家とその子・秀家には、常にこれらの代名詞がつきまといます。
しかし、それは本当だったのか。二人の真実の姿を探る特集です。
特別企画は、「笑える!?日本史」です。
仁徳天皇、空海、上杉景勝、西郷従道――。歴史上の有名人たちの、思わず人に話したくなる意外な姿をご紹介します。
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ひとつに括ろうとする罠 |
黒鉄ヒロシ |
3p |
グラビア この人に会いたい vol.155 |
戸田恵梨香 |
7p |
特集1 第二次世界大戦と日米戦争 どうして日本は戦わなければならなかったのか
【総論】 侵略戦争、覇権争奪戦…第二次世界大戦の実相に迫る |
中西輝政 |
14p |
ビジュアル 「五つの時期」でとらえる第二次大戦 |
22p |
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ヨーロッパとアジアの戦いは、いかに連動したか【並列年表&MAP】 |
平塚柾緒 |
24p |
国際秩序を築く「構想力」が、日米ともに不足していた |
井上寿一 |
32p |
「インテリジェンス」で読み解く、真珠湾までの舞台裏 |
小谷 賢 |
38p |
【外交官・重光葵】 満州問題を解決し、戦争を回避するために |
植松三十里 |
44p |
グデーリアン×ドイツ電撃戦 緒戦の快進撃の立役者となった名将「韋駄天ハインツ」 |
誉田龍一 |
50p |
山本五十六×ミッドウェー海戦 対米戦争構想の破綻、空母赤城自沈、そのとき司令長官は… |
谷津矢車 |
56p |
コラム 大戦はいかに終わったのか |
62p |
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特集をもっと知るための本 |
63p |
特集2 宇喜多直家と秀家 ―「梟雄」と「貴公子」の実像に迫る
【直家】 信長をも翻意させた生き残り戦略、そして家臣との絆 |
垣根涼介 |
116p |
【秀家】 異例の出世、関ケ原での敗北、時代に翻弄された末に… |
渡邊大門 |
122p |
コラム 関ケ原後も生き残った宇喜多家の家臣たち |
128p |
特別企画 笑える!? 日本史
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奈落一騎 |
87p |
連載・読み物
天皇即位後に行なわれる「大嘗祭」の基礎知識 |
工藤 隆 |
64p |
藤原忠廣、長船光忠、綾小路定利―― 博物館では味わえない! 日本刀に触れて分かること |
坂井希久子 |
70p |
五大山城の一つ、七尾城をめぐる上杉謙信の激闘 |
鷹橋 忍 |
74p |
ぶらり歴史散歩 浅草寺から吉原、そして酉の市へ |
写真・文 藤谷 恵 |
78p |
歌麿、写楽、北斎、広重、国芳… 日本人なら知っておきたい「浮世絵」超入門 |
82p |
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連載小説 月と日の后 第20回 初花の章 |
冲方 丁 |
96p |
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「歴史街道」伝言板 |
104p |
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BOOKS・CINEMA |
106p |
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この著者に注目! 三崎律日 |
108p |
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連作読切小説 戦国武将×四十七都道府県 第4回 太田資正×埼玉県「武州を駆ける」 |
今村翔吾 |
110p |
戊辰戦争で唯一無敗を誇った“庄内の鬼神”酒井玄蕃 |
山村竜也 |
129p |
“庶民の夢”宝くじには、長い歴史がありまして |
五十嵐貴久 |
134p |
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歴史街道・ロマンへの扉 近江八幡 |
林 宏樹 |
138p |
年間購読のご案内 |
141p |
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次号予告! |
142p |
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歴史街道脇本陣 |
143p |
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台湾建築紀行 日本人の足跡を求めて 第3回 台湾総督府博物館 |
写真・文 片倉佳史 |
146p |
歴史街道 とは
「いま、歴史がおもしろい」
歴史は過去の人物や出来事を取り上げるとはいえ、現代の人びとに役立たなければ意味がありません。また、歴史は本来、そんなに堅苦しく難しいものではなく、もっと身近で楽しいものであるはずです。そして何より、人間を知り、時代の流れを知る上で、歴史ほど有益な参考書はありません。そこで『歴史街道』は、現代からの視点で日本や外国の歴史を取り上げ、今を生きる私たちのために「活かせる歴史」「楽しい歴史」をビジュアルでカラフルな誌面とともに提供します。いわば、新しいタイプの歴史雑誌といえるでしょう。